こくり

徒然なるままにムニャムニャ…はじめまして。生きていてなんとなくモノローグ的に頭の中に流…

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徒然なるままにムニャムニャ…はじめまして。生きていてなんとなくモノローグ的に頭の中に流れてるものを文字にしてみようと思って始めました。ちまちまこつこつ頑張ります。いつも頭は春うらら。ツチノコになってひっそり暮らしたい。でも、就活よりツチノコになる方が大変らしい。それな。

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  • 徒然むにゃむにゃ

  • 132の日記帳

    秘密の暗号がなくても読めます。

  • 人生からもふもふが消えた日

最近の記事

”消えたい”が”死にたい”になった時、私を救ってくれた言葉たち

死にたい気持ちになった時、同じように鬱々とした小説を読む。 彼らが実際に死を選ぶかどうかは問題ではない。ただ、この気持ちを静かに肯定してくれている気がして、身近で空虚な慰めよりもずっと心が軽くなる。 生きていても良いのだと思えるのだ。世界が、少し美しく思えるのだ。きっと私は生きたいのだろう。ただ、幸せになりたいのだ。 消えたいと思う時、私を救ったのは一つの檸檬であり、一反の夏の着物であった。彼らの紡ぐ言葉は、私を生へと30cm近づけた。 梶井基次郎『檸檬』 太宰治『葉』

    • 探しもの

      夢の中で、何かを探していた。 最初に追いかけていたのは頭にネズミをのせた虎であった。 しかし、その先に何か大切なものがある気がして必死になって虎を探し続けた。 ついぞ虎は見つからなかった。 目が覚めて、なんだか不思議な夢を見たものだと思いながらその日を生き始めた。 部屋の片付けをしていた時、ふと夢の中で私が探していたのは頭にネズミをのせた虎などではなく、今春旅立った愛犬であったと気がついた。 夢の中でモヤモヤとまとわりついていた曖昧な喪失感が、急に形をもって向かってきた。

      • 月の綺麗な夜に

        言葉では足りなくて 砕いた心のかけらを 口づけにのせてあなたへ贈る 月食のような時間 つめたくて、あつい あなたの手と吐息から 私宛の思いを探す

        • 真夜中

          眠れぬ夜 消えてしまいたいと思うたび 見えない心の臓を貫く言の刃が ぐさり、ぐさりと問いかける なぜお前は生きているのか 何のために生きているのか あぁ、このまま眠りが醒めなければ あぁ、このまま夢をみたら 私は私を抱いてやれるだろうか

        ”消えたい”が”死にたい”になった時、私を救ってくれた言葉たち

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        記事

          コンプレックスと真似とリスペクト

          一つ下のいとこは、私のコンプレックスだ。  性格は割と正反対で、恐らくいとこでなかったら、人生で関わることはなかっただろうと思うタイプだ。 本当の姉妹ではないが、私を姉のように慕ってくれた彼女は、今では人生の色々な面で既に私よりずっと先を歩いている。 分かりやすくいうならば、彼女はクラスの中で明るい場所によくいる、ちょっとやんちゃな人だ。友達も多いのだろう。先生に怒られることもあるが、可愛がられるタイプだ。 かくいう私は、特定の人たちと目立たず騒がず学生生活を送るタイプだ

          コンプレックスと真似とリスペクト

          スーツを纏っても大人にはなれない

          小さい頃、私が見ている世界と他の人が見ている世界は本当に同じなのだろうかということをよく考えていた。 あの看板の青は本当は何色で、私の隣にいる人は私と同じようにあの青が見えているのだろうか。それを確かめられないことが不安で仕方がなかった。 でも、成長するにつれてその疑問は忘れられた。そんなことよりも人間関係やテスト範囲について心を砕くことの方が多くなったからだろう。 行きたいと思っていたそれなりの大学は無事に卒業したが、人と同じ速さでは就職活動をしなかった。スーツを着て髪を

          スーツを纏っても大人にはなれない

          人生からもふもふが消えた日

           もふもふ、とは私が勝手に呼んでいる愛称で本名は空男という。ジャックラッセルテリアという、とにかく散歩が大好きな犬種だ。    さて、彼を我が家に迎えたのは今から18年くらい前のことだ。名前をどうしようかという話になった時、映画好きな父が喜劇役者のジャックレモンとジャックラッセルを掛けてレモンはどうだろう?と言ったのをよく覚えている。  なんだかピンとこなかった。その頃、私は父の二輪車に二人乗りをして保育園に通っていた。何気なくふと天を仰ぐと、さらっとした心地よい青空だ

          人生からもふもふが消えた日

          目力が欲しい

          目力が欲しい

          つよくてカッコいい人になりたかった

          つよくてカッコいい人になりたかった

          鰹のタタキみたいな気持ち

          鰹のタタキみたいな気持ち

          人生を歩く。タイトルは、まだない。

          どっちでもいい、と思った。 自分の人生に対してこんな表現は何だか適当で後ろ向きな様に聞こえるかもしれない。 でも、それはひどくポジティブではないが、少なくともネガティブな気持ちではないどっちでもよさだった。 仕事を選ばなければいけない、という年になって迷った。 アニメの仕事をしたいか、コーヒーについて学びたいか。 どっちを選んでも、楽しいだろうと思った。 むしろ、分身して二人の私として二つ分の人生を歩めるのなら、どっちも生きてみたいと思える進路だ。 アニメの仕事は忙しい

          人生を歩く。タイトルは、まだない。