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思い出にはいつも「音楽」がある。

皆様こんにちは PICOです。

子供の頃、もし「タイムマシーン」があれば…
なんて話を友達としたことはありませんか?
「タイムマシーン」なんてものは空想の話でそんなものは存在しない。
存在しないけれど、あったら面白いのにな…そんな話だったと思います。

しかし、私は前々から思っている事があり、それは「音楽」は最も手軽な
過去へ戻る「タイムマシーン」だと思っているのです。

今回はそんな「思い出」と「音楽」のお話を少しだけ…
もし、宜しければ読んで頂ければ幸いです。


◆「音楽」は過去を思い出す切っ掛けになる。

冒頭で『過去へ戻るタイムマシーン』と大袈裟な事を言いましたが、当り前ですが実際に過去へ戻れる訳ではありません。
ただ『あの頃を思い出すには十分な道具』にはなりうると言う話なのです。

以前、知り合いと2人で飲み屋へ行ったのですが、その飲み屋ではBGMとして音楽が流れていたのですが、その選曲がほぼ昭和アイドルのヒット曲だったのです。
おそらくコレはその店の客層がその年代に合うからと流している物だったと思うのですが、近くの席に座っている客が流れている曲を聞いて『懐かしい曲が流れてんな~…』と話し出したかと思えば『そう言えばあの頃さ』…と、その当時の話を始めたのです。

流れている曲から過去の事を思い出し、その過去の記憶が話題になる。
それは割とよくある事だと思うのです。

例えば、皆さんは人生で一番最初に買ったCDを覚えていますか?
ちなみに私が人生で最初に自分のお小遣いで買ったCDは…
【宇多田ヒカル/Distance】でした。

あの頃はお小遣いも少なく、正直CDはそこそこの金額がしたため、
当時欲しかったゲームを買うために貯金を続けるかどうするかと悩み…
それでもどうしても欲しくて買った思い出のCDなのですが、この曲を聴くと当時学生だった自分の「あの頃」を思い出すのです。

同様に、子供の頃好きだったアニメのオープニング曲や、エンディング曲を聴けばあの頃大好きだった思い出が甦り『このアニメ大好きだったな』『この作品の〇〇ってキャラクターがかっこよかったな!!』…なんて事を思い出す事もあるでしょう。

不意に昔の事を思い出す事があるかもしれませんが、きっとその頃の事を思い出しても、そこに「音楽」は流れてはいないかもしれません。
しかし、逆に「音楽」を聴くことで、あの頃の事を思い出した際は、きっとその思い出の中にBGMとしてその曲は流れている事と思うのです。

それこそが「音楽」は過去へ戻るための「道具」(切っ掛け)であると
私は思うのです。

皆さんは誰の曲を聴いて何を思い出しますか?


◆「カラオケ」と言う「タイムマシーン」

私は学生時代、頻繁に友人とカラオケへ行きました。
歌が上手い下手は一旦置いておくとして、私は歌を歌うのが好きだったので
その頃好きだったアニメの曲を何度も聞いて覚えたり、一応にその頃人気のアーティストの曲も何曲かは覚えて色々な友人と入れ替わり立ち代わりで沢山歌を歌いました。

カラオケは便利な事にモニターに歌詞が映し出されるので、それを追いながら歌えば何となく歌う事は出来ますが、基本的には大前提として歌いたい歌はある程度は歌詞やリズムを覚える必要があり、学生時代なんかは特に皆一生懸命歌詞を覚えたりしたと思います。

一生懸命覚えた自分の大好きな曲。
一緒に行った家族や友達が好きだった曲。
…当時の恋人が好きだった曲。

あの頃何度も歌って、何度も聞いたその曲を何十年か経ってから、
何かの切っ掛けでカラオケに行った際、その時一緒に行った人が
何の気なしに歌ったその曲が、あの頃の誰かが歌っていた曲だったりした時には、きっと『この曲…〇〇が好きでよく歌ってたな…』とか。
『この曲、あいつが好きだったよな…』なんて、懐かしく思う事があると思います。

「カラオケ」と言うあの小さな空間はただの防音室ではなく、もしかしたら
ふとした切っ掛けで簡単に過去を思い出せる「タイムマシーン」なのかもしれません。


◆最後に…

子供の頃のアルバムを開いても過去は思い出す。
あの頃好きだった玩具を見掛けても過去は思い出す。
昔好きだった人を偶然街で見掛けても、過去を思い出すかもしれない。

けれど「音楽」を切っ掛けに過去を思い出した時だけ、その時だけは過去の思い出の中にBGMとしてその曲も一緒に流れる…。

ただ「あの頃」の思い出の1ページとして過去を思い出すのではなく
1つの作品として「音楽」のある思い出を思い出すと思うのです。

【宇多田ヒカル/Distance】を聴けば…
一生懸命に貯めたお小遣いで最初に買ったCDである事を。

【ポルノグラフティ/メリッサ】を聴けば…
学生時代の部活の後輩の家で遊んでいた時の事を。

【槇原敬之/足音】を聴けば…
学生時代の同級生と色々なCDの貸し借りをしたりした事を。

【水樹奈々/ETERNAL BLAZE】を聴けば…
何度も一緒にカラオケに行った友人の事を。

【マビノギ/Eternal】を聴けば…
学生時代の画面の向こう側の名前も顔も知らない沢山の誰かの事を…

【DAOKOx米津玄師/花火】を聴けば…
一人暮らしを始めてすぐの頃でまだ家具もなく、段ボールをテーブル代わりにしてご飯を食べていた事を…。

例を挙げればいくらでもあるのですが…
沢山の思い出にはどれも「音楽」があると私は思うし、思いたいのです。

自分の人生と言う「CDアルバム」のトラックにはそれぞれ
『思い出のタイトル』が付いていて、再生すればあの頃の
「思い出」と「音楽」が流れる。

そこにはあの頃一緒に過ごした人達との他愛ない会話があって
それがきっと「歌詞」になる。


くだらない話だとは思います。
それでも私は過去へ戻るための、過去を思い出す為の、
最も手軽で簡単なアイテムは「音楽」だと思うのです。

それならばと。
その「タイムマシーン」では「音楽」では未来へは行けないのかと。

そんな事を思いながらこの記事を書いていますが
私は結論として「未来」へは行けないと思います。

先に私が書いた通り自分の人生と言う「CDアルバム」のトラックには
それぞれ『思い出のタイトル』が付いていて、再生すればあの頃の
「思い出」と「音楽」が流れると私は思うのです。

…それなら、まだ私たちの「CDアルバム」はまだ完成していませんから。
自分だけの最高の「CDアルバム」は、これから沢山の楽しい思い出を作って
完成させましょう。

未来へは行けないけど、過去へは戻れる「音楽」と言う名の
「タイムマシーン」

皆さんはどう思いますか?
私は案外悪く無い物だと思います。


最後まで読んで下さいまして誠に有難う御座います。

それでは…また次の記事でお会いしましょう。




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