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心を通訳してくれるロボットが寄り添う未来なら、なんだかいけそうな気がする。

ユカイ工学 青木 俊介さんとの対談記事が公開されました。

タイトルは「男女の仲を取り持つ、おせっかいおばさんロボの可能性」。

昔は近所にいたおせっかいおばさんや、会社の上司が男女の仲を取り持つというマッチングシステムが社会にありました。しかし、現在はゼロから自分で合コンに行ったり、口説くためのテクニックを学んだりと、男女が恋人になり、結婚にいたるまでのハードルが上がっています。そこで荒川氏は「コミュニケーションや男女のマッチングもロボットが代行してくれたら良いのでは?」と提案。人間を幸せにするロボットの可能性について語りました。

どうしてこの人を好きになるのか?のメカニズムまではなかなか解明するのは難しいですが、こういう性格や嗜好、価値観ならこういう人とは合うはずというマッチングは可能。

性格診断的なことではなく、それを日々の行動や言動からアルゴリズム化することで、互いの不足分を埋め合える相手をリコメンドできる。

リアルな日々の生活の中でいろんな人と付き合うストレスもあるでしょう。

リアルな出会いだけでは本当に合う人と出会えないかもしれません。

誰もが自分の思い通りにコミュニケーションできるわけじゃないですから。

人間とAIが向きあうより、AIは人間同士を向き合わせるための相棒である方がいいと思うんです。

結果、そこまでロボットがお膳立てしても結婚しない人はしないでしょう。それでもいいじゃないですか。自分と合う人が存在することを知れただけでも。

男女の仲だけではなく、仕事や趣味、はては自分に合った商品やサービスに至るまで「自分を知りつくしている分身のロボット」がいろいろとお膳立てしてくれる未来。

人間が何もしなくなるわけではなく、あくまでロボットはその行動のきっかけを作る。

人間とAIとが向きあうより、AIは人間同士を向き合わせるための人間の相棒である方が幸せになれると思うんです。

素直に自分の気持ちを言葉にできない人っているじゃないですか。そういう人の「心の通訳」としてロボットが寄り添えるなら素敵なことじゃないかと思います。

ぜひご覧ください。

http://logmi.jp/138629

「結婚しない男たち」(ディスカヴァー携書)


長年の会社勤めを辞めて、文筆家として独立しました。これからは、皆さまの支援が直接生活費になります。なにとぞサポートいただけると大変助かります。よろしくお願いします。