伝説になろうとも、英雄にはなれない
自分にとっての「ヒーロー」とはなんだろう、と考える。
それもこれも、我らが株式会社フーモアの2期生(21卒)のコンセプトが
「僕たちはもう、ヒーローしかいらない」
だからだ。
このコピーについては採用イベントで話すので割愛させていただく。
来るべきその採用イベントで、わたしたち1期生が「ヒーローってなんですか?」と聞かれた際にあたふたしないためにも、自分なりのヒーローを考えねばなるまい。
■ヒーローって例えばさ、
自分の中のヒーローが思いつかない。
こんなやっかい娘を育ててくれた母親はもちろん好きで、尊敬もしているが、ヒーローかと問われれば違う。
加えて「いじめから救ってくれた友人」なども存在しない。
戦隊モノはかつて観ていたが、そこまでハマらなかったので、つまりはそういうことだろう。
あれ、もしかして、
ヒーローなんていないんじゃない…?
ここまで尺を取ってこの結論はさすがに癪なので、自分の中のヒーロー性について考えていきたい。いや、考えていかねばならない。
ハマらなかったものの、皆さんの中でヒーロー色が1番強いであろう「戦隊モノ」を元に、ヒーロー要素を分解していく。
1.ヒーローは「助けてくれる」
真っ先に思い浮かぶヒーローはやっぱり戦隊モノ、○○レンジャーだろう。
彼らはわかりやすく「人様を脅かす悪が現れて颯爽と登場→悪役退治」を行う。
「ヒーロー=助ける」の典型例である。
2.ヒーローは「諦めない」
悪役と対峙するとヒーローはまず弱い。
なんで?手抜いてる?と思うくらい弱い。
しかし、諦めずに戦う。
街の人などの声援を受けて戦い続け、最後には勝ってみせる。
3.ヒーローは「遅れてやってくる」
そもそも、悪役が現れる前にヒーローがパトロールしていれば、悪い奴ははびこらないと思う。
しかし彼らは悪役が現れて人間が困ってから現れる。
戦隊シリーズの物語の根幹を揺るがすコメントはこれ以上控えたい。
4.ヒーローは「美学がある」
戦隊モノのキャラクターそれぞれにこだわった設定があり、決め台詞などがあるように、ヒーロー達には彼らなりの「美学」がある。
その美学にのっとり、華麗な技で悪を倒す。
5.ヒーローは「1人じゃない」
カラフルだし。
という冗談はさておき、ヒーローは仲間と戦うし、仲間がやられたらメッチャ叫ぶ。
必殺技は大体みんなで力を掛け合わせるので、ヒーローにとって「仲間」は必須ともいえる。
戦隊モノしかり、仮面ライダーも最近はソロプレイヤーを卒業したし、アベンジャーズもたくさんヒーローがいる。
ヒーローは絶対に仲間を見捨てないし、行動するにもまず第一にチームを意識している。
…が、これは現実に当てはめるとなかなか難しかったりする。
1期生は、個々が尖っているあまりチーム性が薄い。
だからこそチーム性が圧倒的にある「ヒーローという存在」になることはできないのだ。
■ヒーローとなる2期生の皆さんへ
ここまでヒーローについて考えてみたものの、やっぱりヒーローなんかいないんじゃ…とも思う。
だがしかし、前章のヒーロー性に納得いくのも、1期生がヒーローになれないのもまた事実。
わたしたち1期生はあくまでも【伝説の世代】、文化や研修などにおいてゼロから生み出すことを目指す世代だ。
しかし、礎を作り上げるということは、粗や課題が残る。
残った粗がいずれもたらすピンチ、それを救うのが、フーモア2期生・ヒーローなのである。
前章の要素の中で、皆さんがヒーローになるにあたって特に大事にしてほしいことがある。
ヒーローは「1人じゃない」こと。
こんなこと言いたくないが、人は1人では生きていけない。
生まれた時から家族がいるし、会社には上司がいるし、仕事にはクライアントが存在する。
いかに調和しながら戦えるか、自分の味方を作れるかが鍵となる。
再三言っているが、ここは1期生の超苦手分野である。
だからこそ「チームとして」という意識をより一層持ち、行動に繋げなければいけない。
正直、難しいと感じる。でもやらなくてはいけない。強いチームでありたいから。
それはおそらく、自分が内定者内のリーダーだから感じたことかもしれないし、そうでないかもしれない。
チームになるためには大きな意識変革がまず必要だし、今までの行動の見直しやフィードバック、新しい行動の提案、実践、振り返り…すべきことはたくさんある。
ここで記載した以外にもできることはあるだろうし、ゴールに進んでいくために進む道中では、躓きかねない障害や大きな壁があるだろう。
ただ、その壁は誰しもぶつかるものと思うので、ぶつかる前に意識しておいてほしい。
だからこそ最後に、声を大にして言っておきたい。
「君たちは、1人で戦う必要はない。
同期は、敵じゃなくて仲間なのだから。」
ヒーローとなり得る皆さんに出会えることを、1期生一同楽しみにしています。
文責:根本
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