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俳句幼稚園 ~弐~

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⚜️各自note内で俳句を詠み、俳句幼稚園タグ付け&マガジン格納。⚜️【コメント欄は宝物】互いの句をコメント欄で鑑賞し高め合いましょう。(無理せず、自分のペースで) 投句時『意見(甘…
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2024年7月の記事一覧

✈︎ 夏の雑詠五句(百合の花、夏の宵、青田、扇子、片かげり)

シャンパンを立ちのぼる泡百合の花 百合の花/仲夏・植物 会釈され会釈かへせり夏の宵 夏の宵/三夏・時候 日の本へ青田のピース嵌りけり 青田/晩夏・地理 バス停のふたり扇子を分けあへり 扇子/三夏・生活 片かげり本数減りし路線バス 片かげり/晩夏・天文 ◆◆◆ また、久しぶりの登園です。 7月の初めに急遽日本に帰ってきました。義母が体調を崩して緊急入院をしたための帰国でした。非常に心配しましたが、幸い義母は回復に向かっており、バタバタしながらも私も思いがけ

『ゆっくりと近づく二人熱帯魚』 熱帯魚って言葉に、耽美派的なものを感じる。 (季語熱帯魚・三夏)

【俳句幼稚園】~二本松藩墓前祭にて

このところ、俳句から少々遠ざかり気味です。いや、俳句に飽きたわけではなく、ちょっとした心境の変化……とでもいうのでしょうか。 松山市の俳句ポストは割とちゃんと出しているのですが、三月にnoteで震災句を詠んだ際に、「被災者マウント」と揶揄されたのが、何気に堪えていたような気もします。 実は本日29日、二本松の「墓前祭」に出席してきました。 睦会の懇親会では「第2回カクヨム短歌・俳句コンテスト」を始め、今までの二本松藩関連で詠んだ句を(僭越ながら)お配りさせていただいたので

新宿の朝の白んで南風吹く

季語:南風吹く(南風の傍題) 南風(みなみ・なんぷう・みなみかぜ)三夏 はえ という読みもあるが、季語として使われている例はあるのかな。(白南風・黒南風の季語はあり) 二泊三日の東京吟行も終わった。(何も詠んでないが) 今回は歌舞伎町への宿泊をしてみたが、流石の歓楽街で一人で歩くのはどきどきしたな。 そっと声かけをしてくる兄ちゃんは、「日本人・ビジネスマン系・一人」という属性を狙って、声かけしているように思える。 または、俺が欲しているような顔をしていたかどちらかだ

俳句ポスト「南風」発表。

俳句幼稚園(俳句幼稚園~弐~)からの入選句です。 【中級・並選】 【中級・類想】 【初級・入選句】 入賞 18名18句 中級類想 1名1句(入賞句の掲載は順不同です) おめでとうございます💐 (もし、私が見つけられなかった方がいらしたらコメント欄にお願いします)      ・・・・・ 今回の兼題「南風」は、表記そのままで「みなみ」「みなみかぜ」「なんぷう」と三種の読みがあり、同じく、夏の天文の季語「白南風」「黒南風」とも少しずつ違いのある、季語でした。 個人

しりとり俳句(113)

一日遅れてしまいましたが、今週のしりとり俳句です! それにしても暑い日が続いていますね。 こちらは梅雨明け直前から蟬が鳴き始めました。 朝の5時頃から鳴いていて、早朝だと言うのにもう蟬の鳴き出す気温まで上がっているんだなぁと感じます。 少し前から蟹も庭を歩いていますよ。 今週は音楽シリーズがあります♪ こちらの続きから 👇 第113回は、7/15~7/21(2362~2382)全21句 2362.  ギターの音キャンプファイヤー揺れながら     キャンプファイヤ

目配せに目配せ返す大暑かな 碧萃生 もう口を聞くのも嫌になる暑さです。 お気をつけください。 今日から大暑。いよいよ夏も大詰めです。 あと2週間ほどで秋ですよ。暦の上の話ですけどね。

かき氷崩さぬやうにひと匙目 碧萃生 今日は月一回の句会です。 中には、何ヶ所もの句会に出ている方もおられます。 すごいなあ。

先輩の言葉バトンとして涼し

季語 涼し 三夏 夏の季語 涼し は、三夏(初夏・仲夏・晩夏を問わない通季の季語)の季語だ。 この季語を使った句で という作品があって、この句の発見には脱帽するばかりだ。 今日で1学期が終わり、来週には県総体が始まる。 九州、全国と駒を進めたとしても、二学期の始まる9月には新しい体制がスタートしている。 引退に際して語る先輩の言葉は、後輩へと紡がれていく。

#俳句幼稚園 セーヌ川に万国旗ある晩夏かな ミラボーの橋に晩夏の夢のあと パリ祭の歓喜の空やジェット雲 いよいよ オリンピックが始まります。 どんなドラマが繰り広げられるのでしょうか、楽しみです。 何事もなく無事に競技が行われることを祈ります。 ミラボー橋とセーヌ川

海の日や豚玉返すコテさばき 碧萃生 「海の日」は1996年に制定され、当初は7月20日だったものが、2003年に7月の第3月曜日に変更されました。 もともとは、昭和16年に「海の記念日」として制定されたものらしいですね。 コテはお好み焼きをひっくり返すあれのことです。

しりとり俳句《112》

只今、南半球・アフリカにいます😅 日本と違って、こちらは乾季、涼しい。 (詳しくは後ほど) 今週は、兄シリーズがあります! こちらの続きから 👇 第112回は、7/8~7/14(2341~2361)全21句 2341. 凛として夕立を待つ駅の前 夕立(三夏)ち 2342. 「前へならえ」きれいに揃ひ夏休     夏休(晩夏)し 2343. すみつこに黄色の尾鰭箱眼鏡 箱眼鏡(三夏)さ 2344. 猫鳴けば

夏が終わってしまう

どれも口美し晩夏のジャズ一団 これは金子兜太の句。 僕の愛唱句?のひとつでもある。 そうなのだ。 今はもう晩夏なのだ。 まだ梅雨も明けていないのに。 歳時記のよってたつ暦の上では、今年は7月6日から既に晩夏に入っている。 そして、この晩夏、夏の甲子園が始まり、さあ夏だあーと言う頃には終わってしまう。 秋になる。 だから焦っている。 早く晩夏の季語を使わないといけない。 季語は、春夏秋冬で分けられているが、その中でもさらに、初仲晩三に分類されている。 夏なら、初夏の季語、仲

#俳句幼稚園 梅雨寒や誰かが歌ふカンツォーネ 古書店の黴のにほひや肺に熱 校庭に人影もなし草茂る 茹だるような暑さから一転羽織り物がほしい梅雨の寒さ それを過ぎるといよいよ炎帝がやって来る お手柔らかにとは言えない気温の上昇に冬籠もりならぬ夏籠もりと名付けましょうか 小倉城