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俳句幼稚園 ~弐~

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⚜️各自note内で俳句を詠み、俳句幼稚園タグ付け&マガジン格納。⚜️【コメント欄は宝物】互いの句をコメント欄で鑑賞し高め合いましょう。(無理せず、自分のペースで) 投句時『意見(甘…
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「ひよこ句会」第三回目以降について。

「第二回 ひよこ句会」の結果が開きましたので、第三回目以降、今後の予定についてをお伝えいたします。 参加は毎回自由、投句数も一句から三句まで自由です。 皆さま、それぞれ無理のないペースでご参加ください😊 半年すぎたあたりで、「進め方」「兼題」「題詠」などについてのご意見を一回伺い、その後に繋げていけたらと思っています。 よろしくお願いいたします。 投句方法など詳しいことについては以下をご参照ください。

しりとり俳句(113)

一日遅れてしまいましたが、今週のしりとり俳句です! それにしても暑い日が続いていますね。 こちらは梅雨明け直前から蟬が鳴き始めました。 朝の5時頃から鳴いていて、早朝だと言うのにもう蟬の鳴き出す気温まで上がっているんだなぁと感じます。 少し前から蟹も庭を歩いていますよ。 今週は音楽シリーズがあります♪ こちらの続きから 👇 第113回は、7/15~7/21(2362~2382)全21句 2362.  ギターの音キャンプファイヤー揺れながら     キャンプファイヤ

目配せに目配せ返す大暑かな 碧萃生 もう口を聞くのも嫌になる暑さです。 お気をつけください。 今日から大暑。いよいよ夏も大詰めです。 あと2週間ほどで秋ですよ。暦の上の話ですけどね。

かき氷崩さぬやうにひと匙目 碧萃生 今日は月一回の句会です。 中には、何ヶ所もの句会に出ている方もおられます。 すごいなあ。

先輩の言葉バトンとして涼し

季語 涼し 三夏 夏の季語 涼し は、三夏(初夏・仲夏・晩夏を問わない通季の季語)の季語だ。 この季語を使った句で という作品があって、この句の発見には脱帽するばかりだ。 今日で1学期が終わり、来週には県総体が始まる。 九州、全国と駒を進めたとしても、二学期の始まる9月には新しい体制がスタートしている。 引退に際して語る先輩の言葉は、後輩へと紡がれていく。

#俳句幼稚園 セーヌ川に万国旗ある晩夏かな ミラボーの橋に晩夏の夢のあと パリ祭の歓喜の空やジェット雲 いよいよ オリンピックが始まります。 どんなドラマが繰り広げられるのでしょうか、楽しみです。 何事もなく無事に競技が行われることを祈ります。 ミラボー橋とセーヌ川

海の日や豚玉返すコテさばき 碧萃生 「海の日」は1996年に制定され、当初は7月20日だったものが、2003年に7月の第3月曜日に変更されました。 もともとは、昭和16年に「海の記念日」として制定されたものらしいですね。 コテはお好み焼きをひっくり返すあれのことです。

しりとり俳句《112》

只今、南半球・アフリカにいます😅 日本と違って、こちらは乾季、涼しい。 (詳しくは後ほど) 今週は、兄シリーズがあります! こちらの続きから 👇 第112回は、7/8~7/14(2341~2361)全21句 2341. 凛として夕立を待つ駅の前 夕立(三夏)ち 2342. 「前へならえ」きれいに揃ひ夏休     夏休(晩夏)し 2343. すみつこに黄色の尾鰭箱眼鏡 箱眼鏡(三夏)さ 2344. 猫鳴けば

夏が終わってしまう

どれも口美し晩夏のジャズ一団 これは金子兜太の句。 僕の愛唱句?のひとつでもある。 そうなのだ。 今はもう晩夏なのだ。 まだ梅雨も明けていないのに。 歳時記のよってたつ暦の上では、今年は7月6日から既に晩夏に入っている。 そして、この晩夏、夏の甲子園が始まり、さあ夏だあーと言う頃には終わってしまう。 秋になる。 だから焦っている。 早く晩夏の季語を使わないといけない。 季語は、春夏秋冬で分けられているが、その中でもさらに、初仲晩三に分類されている。 夏なら、初夏の季語、仲

#俳句幼稚園 梅雨寒や誰かが歌ふカンツォーネ 古書店の黴のにほひや肺に熱 校庭に人影もなし草茂る 茹だるような暑さから一転羽織り物がほしい梅雨の寒さ それを過ぎるといよいよ炎帝がやって来る お手柔らかにとは言えない気温の上昇に冬籠もりならぬ夏籠もりと名付けましょうか 小倉城

明け易し柄に花柄の松葉杖

良女(よめ:俺は妻のことをこう呼ぶ)ちゃんは、朝が早い 俺などはつい微睡の時間を持ちつつじわじわと起きたがるが、良女ちゃんは、スパッと起きる 家族の弁当準備をはじめ、朝の家事は意外と多いから、責任感の強さがそうさせるのかもしれない。 そんな良女ちゃんだが、ちょっと前に怪我をした。 松葉杖の生活になったのだ。 思うように動けない中だが、朝は毎日やってくる。 動きの遅れを逆算して、さらに早く起床する。 松葉杖をつきながら、しかしその家事の動きに澱みはない。 さすが良

かはせみ三句🏞️

翡翠〈かわせみ〉 夏の鳥のなかでも 特に美しい鳥だと思っています✨ 夏になると いつも挑戦しようと思う季語 美しい鳥なので美しく詠みたいのですが なかなか詠むのが難しいです🏝️ かはせみはみづのひかりとなつて入水 入水〈じゅすい〉、の着地がイマイチかな… かはせみや絵筆の青を走らせる 「走らせる」がどうか… 巨岩奇岩へ翡翠の水の跡 サビちゃん😻 ダンボール📦を気に入って一週間ほど毎日入っていました、が、 どこからか現れたキジネコ(♂野良猫)に場所を奪われてしま

討死のはなし読み終へ朝の蟬 碧萃生 「阿部一族」と言えば、鈴木六林男の 遺品あり岩波文庫「阿部一族」 が有名ですね。 たまたま昨夜から「阿部一族」読み直して、読み終えた今朝、今夏の初蝉が鳴いていました。

✈︎ 出遅れて仲夏五句(半夏生、桜桃の実、枇杷の実)

丸まれる鉛筆束ね半夏生 半夏生皺へ隠るる片ゑくぼ 半夏生警策へ肩さしだしぬ 半夏生: 仲夏/時候 桜桃の実やきみだけに打ち明ける 桜桃の実:仲夏/植物 枇杷の実やバスの行方を尋ねられ 枇杷の実:仲夏/植物 ◆◆◆ 憧れてはいるものの、掴みあぐねている季語「半夏生」、今の時点での句を詠んでみました。記事を投稿するのが遅くなってしまいました。 深く考えすぎずに詠もうと意識しましたが、半夏生である必然性はどうでしょう? 一句目 たくさんある鉛筆の先がどれも丸くな