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しりとり俳句《112》

只今、南半球・アフリカにいます😅
日本と違って、こちらは乾季、涼しい。
(詳しくは後ほど)

今週は、兄シリーズがあります!

こちらの続きから
👇

しりとり俳句 二年目ルール
・ 詠む順番:ちり→しの→さち
・ 下五・下二字、または一字でしりとり
・ その二字や一字から濁音や半濁直音などへの変更可
・ 下五「かな・けり・にけり・たり・たる・なり・よ」などで終わる場合は、その前の二字(もしくは一字)から始めるのも可
・ 季語のあと:ち=香田ちり、し=卯月紫乃、さ=月石 幸
・ シリーズもの:俳句の後ろに *マークあり

第112回は、7/8~7/14(2341~2361)全21句

2341.   凛として夕立を待つ駅の前
             夕立(三夏)ち

2342. 「前へならえ」きれいに揃ひ夏休
    夏休(晩夏)し

2343. すみつこに黄色の尾鰭箱眼鏡
              箱眼鏡(三夏)さ

2344. 猫鳴けば風鈴そつと応へけり
              風鈴(三夏)ち

2345. 絶へまなき風鈴の音の離れかな
              風鈴(三夏)し

2346. レース着てフィルム映画を観てをりぬ
        レース(三夏)さ

2347. 見て見てとらくがき帳をのうぜん花
              凌霄花のうぜんか(晩夏)ち

2348. 兜虫おおきさ競ふ父と兄*
     兜虫(三夏)し

2349. 兄のメモ貼り付けてある冷蔵庫*
     冷蔵庫(三夏)さ

2350. 動かねど兄にわざあり水鉄砲*
    水鉄砲(三夏)ち

2351. 放課後の二年三組大西日
     大西日(三夏)し

2352. ビー玉の転がつてゐる露台かな
     露台(三夏)さ

2353. 大学の研究室へ緑さす
     緑さす(初夏)ち

2354. さすらひの民の眠りや星涼し
     星涼し(三夏)し

2355. すし屋には見えぬ建物杜若
    杜若かきつばた(仲夏)さ

2356. ばたばたと働き蟻や背に光
     働き蟻(三夏)ち

2357. 仮縫ひのスカートに足すレースかな
     レース(三夏)し

2358. すぐそばに向日葵のある駅舎かな
     向日葵(晩夏)さ

2359. 尺蠖の彼と彼女の間ゆく
     尺蠖(三夏)ち

2360. ゆく夏の沈む太陽見てをりぬ
     行く夏(晩夏)し

2361. 丁寧に並べ干さるる水着かな
              夏の夜(三夏)さ


     ・・・・・

ここ一週間、ケニア、タンザニアのサファリを回っています。
日本との時差は、ちょうど6時間。
ですから、ちりちゃんからのバトンを受けるのが、こちらの朝5時前後。
うまい具合に、しりとり俳句を続けられていて、ほっとしています😊
(グローバルWi-Fi を最近は持たずにいるので、ネット環境が悪く、ホテルにいる朝の数時間くらいが、何とか繋がる程度、しかも電波が弱め)

大自然の中、動物たちの世界の端っこにお邪魔している、私たち人間、な感じ。
俳句とはかけ離れた世界ではあるのですが、ふとした瞬間に、「ここを詠んでおきたい!」という気持ちにはなります。
取り敢えず、スマホのメモに、一瞬を切り取って残してはいます。
ただ、きちんとした俳句には到達していません。
いずれ整えたい。

そして、日に一度の、しりとり俳句は、今の私にとっては、とてもありがたい継続です。

2354. さすらひの民の眠りや星涼し
2360. ゆく夏の沈む太陽見てをりぬ

この二句は、今の環境が少し反映した句ではあります。


     ・・・・・

いつも読んでくださっている皆さま、ありがとうございます😊
気になる句などありましたら、お気軽にコメントいただけますと、三人が小躍りします🤭

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