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花の呪力

家に生花を飾る。
殺風景で無機質な都会のスタイリッシュな部屋に
たった一輪の花を飾るだけで
家内に漂う雰囲気は違ってくるものである。
それだけに花の存在力というものは目に見えないものを動かす
不思議な力を宿しているものであるということが誰でもわかるものです。

ある占術大師のお言葉によれば
家に花を生けるということは、
その家にいる人々の健康と富貴、除災を意味しご加護するとなり
ある意味呪術的でもあるとされているという。
家に花がない場合は「その家の人たちは運のいい事が少ない」などといわれています。

最近街で売られている花は値段が高く、なかなか花を買う余裕がないと
いう方もいらっしゃるようですが、お金の問題というのでなく
「花を飾る心」が大切なのであります。

であるから花屋さんで大量生産された花を購入し家に持ち帰り生花を飾るというものでなく、
エネルギーを放つ花というのは元来、季節ごとに野に咲く花を摘み取って家に生けるということだったようです。
でありますが、都会に住んでいますと環境上なかなか野生で咲いている花を摘み取る機会は難しいものですね。

「花を生ける」ことはその家に住む人たちの健康を祈り、富貴を祈り、除災を願う気持ちからする行為であって、全て目には見えないところが作用していることになる。

花を生けた人の心の状態を感じ
その背後に感じられる雰囲気、気分や情緒が
その家の風情を創り出します。
家族や家を訪れた人たちの心を和ませ
人の心に隙間と楽しさを与えます。
生けた人の気品を見ただけでも感じるのでひどく心が惹かれることとなり
その後の会話も弾むこと間違いなしであります。

ここで秘伝なる占術の中で
幸せを呼ぶ花の生け方というものがあるのでご紹介したいと思う。

二十四期の節の日の九星の色を三色に分けると
① 一白、六白、八白 = 白
②五黄、二黒、七赤 = 黄色
③三碧、四緑、九紫 = 赤

上記のように三色に分かれるので、常に白、黄色、赤の花の色を生けることによって、健康・富貴・除災を得ることができるとされています。

またその他、紫(りんどう)・青(あじさい)・ピンク(薔薇)などの色を
添えてもいいようです。

厳密に伝書通りにしますと、花を置く位置にも指定がありまして、
その家の主人が一白・四緑・七赤である時は玄関に。
       二黒・五黄・八白である時は応接間に。
       三碧・六白・九紫である時は居間に。
それぞれに置きますとさらに効果を発揮するとありますので
運気を高めたい人は花の放つ見えない気を用いてみては
如何でしょうか。



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