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ヤマモモの実

ー義父の別宅と義弟

休日の夕暮れ時、一人で散歩中にヤマモモ(山桃)の実が歩道いっぱいに落ちているのを見つけ、2021年もこの時期がやってきたとあらためて思った。個人的にヤマモモと言えば、静岡県伊東市にある義父の別宅だ。この頃になると、奥さんに連れられて義父の別宅に行き、実を拾い集め、ヤマモモ酒やジャムづくりの下拵えに付き合った。実に思い出深い。そのため、東京都内でヤマモモを見つけ、驚きもあり嬉しくもある。

仲良し

義父の別宅のヤマモモは、ここ数年収穫がない。奥さんによると、少し前に「弟(義弟)がヤマモモの木をバッサリ切ってしまったから」。そう言えば、奥さんが大事にしていた実家のサクラ(桜)の木も、隣近所に迷惑だからという理由でバッサリやられてカンカンになっていたっけ。

ともあれ、奥さんと義弟はとても仲が良い。義弟は釣りが大好きで、多忙の中でも時間を見つけては釣りに行っているらしい。まれに釣果のお裾分けをもらうこともある。義弟とは忙しさにかまけてご無沙汰しているが、コロナ禍が落ち着いた頃、釣りにお付き合いする機会を設けたい。

「楊梅酒」

楊梅酒_liangfaner.com

"ウィキペディア先生"によると、ヤマモモの実がなる最北端は静岡県伊東市の伊豆高原地区らしい。伊豆急行線の各駅では、自動販売機で「やまももドリンク」というヤマモモの清涼飲料水が売られているようだ。奥さんに尋ねたところ、売っているのは知っているが実際に飲んだことはないらしい。今度、訪れる際には探して飲んでみたい。一方、中国では白酒に砂糖を加え、ヤマモモの実を漬け込んだリキュール「楊梅酒」が広くつくられているという。奥さんはもっぱらブランデーに漬けてつくるが、機会を見つけて楊梅酒も飲みたいところだ。

どちらかと言えば、ブランデーより白酒が好みなので期待大。

(写真〈上から順に〉:歩道いっぱいに落ちているヤマモモの実=りす撮影、白酒に砂糖を加えてヤマモモの実を漬け込んだリキュール「楊梅酒」=liangfaner.com)

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