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東京五輪、日本勢快進撃

ー開会式の酷評よそに

東京五輪は早くも大会4日目。日本勢は26日昼時点で、柔道で兄妹揃って五輪チャンピオンに輝いた阿部一二三・詩を含め、金メダル6人、銀メダル1人、銅メダル1人と快進撃だ。金メダル獲得数では、中国に次いで2位。メダル獲得の有力候補と見られていた男子体操・内村航平、男子競泳・瀬戸大也の予選落ちなど、残念なサプライズがあったものの、ここまで健闘していると言える。開会式は国内でさえ評価が分かれ、この先を思いやられたが、そんな懸念を日本選手の活躍が吹き飛ばしてくれた格好だ。

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皮肉たっぷり

お笑いタレント・ビートたけし。開会式の感想について「面白かったですね。ずいぶん寝ちゃいましたよ」と皮肉たっぷりだ。「驚きました。金返してほしいですね」という。テレビプロデューサーのデーブ・スペクターは「想像以上にひどかった」とバッサリ。「正月によく通販のお節料理のコマーシャルあるでしょう。あれと同じ。見た目は豪華に見えるけど、中身はスカスカでどうしようもない」。ほかにも、各方面に酷評が相次ぐ。

開会式のうち、五輪競技50種類のピクトグラムについてパフォーマーが身体を使って表現した"人間ピクトグラム"と、1800台を超えるドローンを使って夜空に地球を描いた演出については評価が高かったようだ。ただ、ドローンショーは、2018年に開かれた冬季五輪、平昌(ピョンチャン)大会の二番煎じとの見方も少なくないという。同大会は開会式にドローン1200台超が使われ、個人的にも印象に残っている。

目糞鼻糞

ドローンを使ったショーの起源を韓国とし、東京五輪のドローンショーを「平昌のパクリ」とする韓国系インターネットメディアもあるが、ドローンをスポーツイベントに取り入れたのは、17年の米スーパーボウルのハーフタイムショーが最初らしい。

米シンガーソングライターのレディー・ガガが出演した。そのため、平昌五輪の開会式はレディー・ガガのパクリ、東京五輪はレディー・ガガのパクリのパクリと言える。韓系メディアの指摘は、もはや「目糞鼻糞を笑う」のようなもので、日韓揃って独創性の欠如を反省すべきだろう。

日本勢が好調だ。開会式を忘れて競技の応援に集中したい。

(写真:『りすの独り言』トップ画像=フリー素材などを基にりす作成)

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