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今度こそ幕引き

ーわが家の「芋活2020」

そして誰もいなくなったー。といっても、かのベストセラー作家、アガサ・クリスティが書いた代表作のタイトルのことではない。わが家の玄関にあるクチナシの鉢植えのことだ。先日まで3匹の青虫(オオスカシバの幼虫)がいたはずだが、その姿は現時点で影も形もない。無事を祈るばかりだ。チョウやガなどの幼虫「イモムシ・ケムシ」を愛で、その世界を楽しむ"芋活"。わが家の2020年の活動は、今度こそ本当に幕引きだ。

関連リンク:「『芋活2020』シリーズ」「『芋活2018-19』シリーズ

漂う安堵感

どこかホッとした感がある。今年が2回目となるわが家の芋活は、昨年に続き、急に姿を見せたり失踪したりする青虫に一喜一憂し、そこそこしんどかった。夫婦揃って振り回された感がある。

今年はベランダのグレープフルーツの苗木が枯れ、芋活が終わったと思っていたところに、玄関のクチナシに青虫が見つかったことで、昨年以上に心の振れ幅が大きかった。ようやく芋活が終わったという気もする。

とはいえ、夫婦の会話のネタとして一役買ってくれた。そこには感謝したい。来年もグレープフルーツにナミアゲハ、クチナシにオオスカシバがやってくる。それまでに振り回されても耐えられる気力を蓄えておこう。

期待せずに待つ

オオスカシバは土の中に潜って蛹になる。そのため、クチナシの鉢植えから消えた青虫が外敵に襲われたとは必ずしも言い切れない。来春、成虫になり、ひょっこり姿を見せてくれたら嬉しい。

そのときを期待せずに待つことにする。(おわり)

(トップ写真:クチナシの新芽とオオスカシバの幼虫のイメージ=フリー素材を基にりす作成)

『芋活2020』シリーズ:

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