選ぶならどっち？

ー頭痛、それとも腹痛？

偏頭痛がちょくちょくあって実に忌々しい。総じてパソコンを長時間眺めていたり、寝不足が続いていたりしたときなどが多い。もっとも、これまでのところ、ロキソニンやカロナールといった解熱鎮痛剤を飲んで、ひと晩眠ればたいてい治る。それでも薬が効いて眠りに落ちるまでには、それなりに時間がかかる。痛みを堪こらえながら、よく考えていることがある。

逃げ道

痛みに悶もだえながら考えること。それは、激しい頭痛と激しい腹痛のいずれかを選ばなければならない場合、どちらを選ぶかー。そんな問い。もちろん、いずれでも死なないことが前提。個人的には腹痛を選ぶ。というのは、トイレにこもっていろいろ改善策を試すという逃げ道があるから。

頭痛は、ベッドで苦痛に身を捩よじりながら、ひたすら耐えるしかない。痛いところが特定できず、逃げ道がないところが辛い。もっとも、お通じが悪くて極限の腹痛を体験した奥さんにしてみれば、トイレも逃げ道にならないらしい。こもっていろいろ試しても症状が和らがず、病院に行く羽目になった。

睡眠最強

とどのつまり、そこまでの腹痛をこちらが体験していないので、腹痛というチョイスになるのだろう。今後、そうした激痛を味わうかもしれないと考えると、背筋が凍る。結果、ありきたりだが、頭痛、腹痛のいずれも選びたくないという結論に落ち着く。

たいてい、考えているうちに眠りに落ちて痛みを忘れる。睡眠最強。

（写真：『りすの独り言』トップ画像＝フリー素材などを基にりす作成）

関連リンク：