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双極性障害Webライターの成果報告【9ヶ月目】

7月にライター業を始めてから、9ヶ月が経ちました。6ヶ月目報告に続き、今回も「どのような体調変化が起こったのか」「何の仕事をしたのか」記録しておこうと思います。

同じ双極性障害を持つ方や、Webライターの仕事に興味がある方の参考になれば、大変嬉しく思います。


6ヶ月目報告以降の出来事


仕事内容や体調の変化、自分が行ったことなどを記録します。

仕事

・スカウト先での記事執筆(5本)
・新しい取引先での記事執筆(5本)

①スカウト先での記事執筆(5本)

ライター業を始めて3ヶ月経った頃、ありがたいことに旅行メディアからスカウトを受けました。スカウトを受けた昨年10月から12月の間に8本執筆し、今年1~3月でさらに5本執筆しました。

昨年はそもそもライターを始めたてで仕事に慣れていなかったこともあり、掲載後に記事を確認するとまあまあ修正されていて「ウッ…」となったことが多々ありました。

しかし、今年に入ってからだいぶ仕事やコミュニケーションにも慣れ、任される業務も少しずつ増えてきました。具体的には、自治体や企業への写真素材依頼と、紹介するお店選びです。


少しずつ信頼度が上がっている気がするので(思い込みかもしれませんが)今後も実直に仕事しようと思います。


②新しい取引先での記事執筆(5本)

双極性障害の私にとって、新しいことに手を出すのはハードルが高い。なぜなら高確率で躁か鬱に転ぶからです。そのため、私はいつも「1つ新しいことを始めたら最低でも3ヶ月は他のことに手を出さない」というルールを設けています。

昨年10月からスカウト先で仕事を始め、ちょうど3ヶ月経った今年1月、取引先を1つ増やそうと就職活動を行いました。今回はnoteのライター募集記事から応募しました。


そこで見かけたとある旅行メディアに惹かれ、面接をして無事合格。こちらでは初めての取材もさせてもらい、良いご縁が繋がったと感じています。ただ、初めての経験が多いということは、躁転のリスクも上がるということ。最低でも6月までは現状維持で様子を見ようと思います。


体調

半年で出来ることが少しずつ増え、自信もついてきたここ最近。今のところ大きな体調の波はありませんが、気になる点はありました。実際の体調変化は以下の通りです。

1月:就職活動開始。といっても応募したのは2社だけ。しかし1年以上も他者と関わってこなかったので緊張の日々が続き、結局ストレスで口内炎と扁桃腺炎と不正出血に襲われた。
2月:1社落ちたものの旅行メディアと無事契約締結。こちらは体力的なしんどさはあるものの楽しさの方が上。おそらく軽躁状態。
3月:初めての取材。かなり緊張したが体調の波は特になかった。


私はもう分かっています。今調子が良いということは、3ヶ月後に調子が悪くなるいうことを。これは絶対に軽躁状態です。なぜなら最近昼寝をしていないから。これは躁転の兆候…ということで、4月からは今までどおり新しいことはせず、昼寝の時間を作り、栄養のある食事を心がけようと思います。


収益

ライターを始めてからの収益の推移は以下の通りです。

7~9月:1万5千円(月平均5,000円)
10~12月:8万円(月平均26,000円)
1~3月:9万3千円(月平均31,000円)

この3ヶ月で10本執筆して9万3千円。健常者の方からすると「仕事してなさすぎ」と思われるかもしれません。そりゃそうですよね。1ヶ月9万の間違いじゃないかと。

しかし、前回の6ヶ月目報告のときと比べると、1ヶ月あたり5,000円もUPしているんです!5せんえん!!!

ここで「たったの5,000円かよ」と思ってしまうと鬱まっしぐらなので、出来たことにフォーカスしてできるだけ自分を褒めて伸ばそうと思います。頑張ってるで…自分…。


やっていて良かったこと3選


前回の反省から新たに始めたことや、継続していて良かったことなど、自分的にアリだと思ったことを3つ紹介します。


①ポートフォリオの書き方を工夫していた

ライターなら誰もが作っているポートフォリオ。たくさんの先輩方を参考にしながら良いとこ取りをしていましたが、面接の際「ここが良かったよ」と嬉しいフィードバックをいただきました。

それは「記事の意図」「工夫したところ」を明記していたこと。私のポートフォリオには、一つひとつの記事の下に記事の概要・意図・工夫したところを簡単に添えています。編集長いわく、

「ライターを募集すると、だいたいの人はポートフォリオという名の『自分が書いた記事一覧』を出して「はい、読んでね」って投げてくるだけなんだけど、『何を意図して工夫したのか』をちゃんと書いてるライターは少ないんだよね」


とのこと。ライター講座の先生からもらったアドバイスがここでも生きるとは…先生ありがとう…。記事をただ羅列するのではなく、しっかり自己アピールすることが大事だなと学びました。



②履歴書を工夫した

私は前職で人事総務職に従事していたので、新入社員の履歴書を見られる立場にいました。そのため、合格する人・そうでない人の履歴書をしこたま読んでおり、この経験がかなり役立ちました。


とはいえ、金融業界とライターは全く別物。応募する際、Wordで履歴書を作っていたのですが「いや、ライターの人ってこんなお堅い履歴書出すんか?」と突然不安に駆られ、ネットで調べるとやはり全然違いました。(たまたまかもしれませんが)


私が見たサンプルは、顔写真の背景が屋外のカラフルな履歴書。一方、私の履歴書は駅の証明写真機で撮った写真でモノクロのお堅いやつ。これでええんか?でも時間ないし…ということで、おしゃれな履歴書作成サイトを利用して直前まで悪あがきをしました。もしよろしければご参考までに。


③修正箇所をリスト化していた

これはスカウト先の担当の方からいただいたアドバイスです。3ヶ月経ったころ、何か改善点はないか聞いてみると、わざわざGoogleドキュメントに修正点をまとめてくれ、「本当は修正依頼をして自分で考えた方が学びになりますが、そこまでのフローは作れず恐縮です」と返事をくれたのです。


いやもうこちらが恐縮ですわ…と思いつつ、言われたことは直さねばと、とミスをメモしてリスト化し、提出する前に一通りチェックするようにしました。ただ、毎回修正点を教えてはもらえないので、担当の方から教えてもらったテキスト比較ツール「difff」を利用することに。

このサイトを利用して、自分が書いた記事と掲載後の記事を比較し、修正された部分を逐一メモ。この繰り返しで、だいぶ修正点は減ったように思います。もしよろしければご参考までに。


やっていなくて焦ったこと


1月から始まった旅行メディアで取材をすることになり、初めて行った現場で冷や汗をかきました。私はカメラを持っていなかったんです。というか、写真の技術が素人で普段はスマホでなんとなく撮影していました。


私のアホ…なんでライターのくせにカメラ持ってないし写真も下手なんや…アホ…。というわけで、初取材は大勢のカメラマンがいる中、1人スマホで遠慮がちに「カシャァ…」と撮影して大恥をかいたのでした…。

これは相当やばいので、すぐにカメラを買って現在進行形で勉強中です。もっと前からやっとけばよかった。大反省しながら今も生きています。上達したらこの話もまとめられたらと思います。


今後の目標(仮)

3ヶ月目、6ヶ月目報告の最後に「今後の目標」を掲げていたのですが、全然達成できておらず、むしろ変わりゆく環境に流されるがままなので、細かい目標は立てないことにしました。

4~6月の目標は「体調を崩さない」
もうこれに尽きる。


季節の変わり目は体調を崩しやすいし、ゴールデンウィークが来ると躁になりがち。でも梅雨に入ると鬱になりがち。今後もさまざまなことに振り回されると思いますが、健康第一で生きようと思います。皆さまも、体調などお気を付けくださいね。


この記事が参考になれば、大変嬉しく思います。

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