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ソーシャルな隠居は、働かない

2021年、noteの書き初めです。

ここでは、わたしが挑戦している生き方「ソーシャルな隠居」の日々をつづっています。2016年の2月からnoteを書き始めたので、もうすぐ丸5年になりますね。本年もどうぞよろしくお願いいたします。


さてさて、ソーシャルな隠居という生き方を実践している拠点は、わたしが設立した新しい形の住まい「ギルドハウス十日町」です。かれこれ5年と9か月、ここで暮らし続けています。

そのTwitterアカウントで、先日こんなことをつぶやきました。

140文字以内で収めようとするとあっさりしているのですが、実際にはもっといろいろあった年越しでした。

コロナ禍ということで例年より静かで落ちついた日々になるだろうと予感していたんですけど、赤ちゃんの育児をしながらだったし、やっぱり退屈しませんでしたね。いっしょに過ごしてくれたみんなに感謝です。


退屈しなかったといえば、年越しの前後にやってきた記録的な大寒波がすごかったです。そのせいでまだ1月半ばだというのに、すでに一(ひと)冬分の積雪が...。そしてすでに4回も屋根の雪おろしをしました。

というわけで短期間のうちに除雪疲れがたまり、このnoteを書いている今も肩がちょっと痛いです...。もともと特別豪雪地帯ではあるのですが、地元のひとでもこんな大雪は体験したことがないということでした。


あ、そうそう。去年の夏に始めた、夜11時から深夜1時までの夜更かしタイムはすっかり定着しました。このnoteもその時間帯に書いているんですよ。

赤ちゃんが寝静まったあとの貴重な時間。上質な音楽をヘッドホンで聴きながら静かにゆったりとnoteを書いています。育児をするようになってからこんなふうに時間配分を変え、自分の時間を楽しんでいます。


以上、2021年を迎えたばかりのわたしの近況をささっと書いてみました。ほかにもいろいろあったのですが、このくらいにしておきましょう。


で、近況報告のついでに書くと、最近こんなやり取りがありました。

「ハルさん(わたしのこと)って、リモートワーカーなんですか?」

「ん!? なんで?」

「だってこんな山奥でほとんど家にいるから...プログラミングとかしているんですか?」

「プログラミングしているね。アプリも作ったよ」

「わあやっぱりリモートワーカーなんですね!!」

「いや、プログラミングは隠居のたしなみのひとつなので仕事というより趣味かな」

「!?」

記憶があいまいですけど、たしかこんなやり取りだったと思います。つまりはコロナ禍での働き方や生き方を見直すうえでソーシャルな隠居の生活様式に興味があった、ということのようでした。


たしかにわたしはインターネットを使って在宅でいろいろやっているけれど、リモートワーカーかどうかというと、どうなのかな、と。

なにせ隠居しているので、そもそも働いているという意識がないんです。まるで暮らすことが仕事のような!?

もちろんソーシャルな隠居にもライフワーク的なテーマがあります。天職だと思っています。社会的な意義もあると考えています。そういう意味では仕事のひとつなんでしょうね。


とにかく今回のnoteで何を書きたかったかというと。

現状を変えたければ働かず、仕事のことを考えず、それよりもまずは時間・日常・暮らし・生き方を見つめなおそうということです。

ギルドハウス十日町で暮らしながら過去8千人以上を迎えてきたなかで真っ先に「仕事を探さなきゃ」「仕事はありますか?」などと聞いてくるひとたちがいます。

ですが、まずは働かずに、仕事のことを考えずに、しばらくここで暮らしてみなさい、ということです。


思い切って日常を変えて、生き方を見つめなおしてみる。

わたしはそうすることで「自分らしくいられる日常」を作り、ほかの誰かだったり社会にとっての価値になるような《天職》を見つけました。

2021年もひきつづき、わたしが自分らしくいられる日常とギルドハウス十日町が、そんな体験価値を与えられるような居場所としてもあり続けられるよう、やっていけたらいいなと思います。

よかったらサポートをお願いします。もしくはギルドハウス十日町へ遊びにいらしていただければうれしいです。