うちの食卓、通称「ギルド飯」とは。

自分が立ち上げた《住み開きの古民家「ギルドハウス十日町」》では、みんなでいっしょにごはんを食べています。

たいてい昼食は正午過ぎ、夕飯は夜7時をまわった頃です。毎日のように積極的に支度してくれるお母さん的な人がいるし、ほかにもアプレンティスが手伝ったり、その場に居合わせた人も作ってくれることが多いです。

さらに、ホームステイ中の外国人が多国籍な料理を披露することもありますので、ギルドハウス十日町の食卓はとてもバラエティに富んでいます。いまの時期は、すぐ近くで採ってきた山菜や野草も食卓にのぼります。

ちなみに、お米は常に炊いてあるようにしています。住人が食事どきに間に合わなかったりしますし、おなかをすかせた旅人がいつなんどきふらっとやってきてもいいように、です。だから、一升の保温ジャーを用意してあり、すぐとなりに置いてある炊飯ジャーから継ぎ足すようになっています。

自分はそれまで、ほとんど外食ばかりでした。牛丼やラーメン、コンビニ弁当など。《自分が死ぬまで楽しく暮らせる家》として立ち上げたギルドハウス十日町では、健康的な食生活が欠かせません。だから、いまのようにみんなでいっしょに楽しく食卓を囲めることに、「ああ、この家を作って本当によかった」と、とても幸せを感じますし、いっしょに暮らしているみんなに感謝しています。

うちに来た人たちからも、「いつもこんなにたくさんのお皿が並ぶんですか?」とか「こんな大家族みたいにごはんを食べられるなんて久しぶりです」など、大好評です。

また、その場に居合わせた人が時間あるようなら食事に誘うようにしているので、その人から「え?いいんですか?」「お礼になにか作りますよ!」「ごちそうさまでした。お皿を洗いますね!」なんてこともしばしば。

あと嬉しいのが、ご近所さんがいろんなお惣菜を持ってきてくれることです。おばあちゃんの作るウドのキンピラとか。とっても美味しいですよ。

いつも申し訳ないというか感謝しつつ自分が何もしなくてもごはんが大盛でよそられますし、とくにルールなんて決めていないのに誰からともなく片付けだって分担されているし、本当にいい食卓だなと思います。

食卓での話題もいろいろです。みんなのスケジュールだったり地域のイベントや人の情報などが共有されるほか、何気ない会話からユニークな展開が生まれることも。

よかったらみなさんもギルドハウス十日町の食卓、通称「ギルド飯」にいらしてくださいね。初めての人もそうでない人も、大歓迎ですよ。みんなで安く楽しくゆるやかに。そんな食卓をこれからも続けていこうと思います。

よかったらサポートをお願いします。もしくはギルドハウス十日町へ遊びにいらしていただければうれしいです。