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水泳大会が終わった理由

世間一般では「自主規制」や「コンプラ」の影響で放送できなくなったと捉えられているが、必ずしもそれだけが原因ではない。

テレビ放送における水泳大会とは、各民放テレビ局で放送される水泳を題材としたアイドル番組・バラエティ番組を指しますが、ここではフジテレビで放送されていた「ドキッ!丸ごと水着 女だらけの水泳大会」についてご紹介します。

ドキッ!丸ごと水着 女だらけの水泳大会 オープニング 

ドキッ!丸ごと水着 女だらけの水泳大会は、1980年代後半から2000年代前半にかけて放送されていた女性タレントやアイドルが出演するバラエティ番組である。この番組ではAV女優さんがポロリをする「スーパーポロリ騎馬戦」が人気コーナーでした。

人気コーナーだった「スーパーポロリ騎馬戦」

では、昔あった水泳大会などは近年、なぜ放送しないのでしょうか?

それにはいくつかの理由があります。

1.視聴率が思った以上に伸びない

ビデオデッキ / レンタルビデオ店 

1980年代後半以降、ビデオデッキの普及やレンタルビデオ店が拡張したため、アイドル・ファン・視聴者にも個人主義が進み「みんなで同じ番組(水泳大会)を視聴する」・「みんなで同じアイドルを応援する」という価値観が薄れていきました。このような状況から水泳大会に限らず当時、放送されていた各局のお色気番組なども視聴率を取れなくなっていきました。それと同時に女性アイドルやポロリ要員として出演していたAV女優たちもテレビで体を張るよりもファンと共有しながら個人での活動や作品を売り出していく方針を取った方が人気を得られるため、自然とそのような方向へとシフトしていきました。以後、グラビアアイドルの活躍場はバラエティ番組へと移行し、バラドルとして人気を博す事例が増え、AV女優(ポロリ要員)はテレビからアダルトビデオの活動に専念する時代となりました。

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