BTSの『Dynamite』について。
『Dynamite』は、2020年に発表されたBTS(防弾少年団)の楽曲。BTSとして初めて全ての歌詞が英語で書かれ、Billboard Hot 100にて2週連続で1位を獲得。「ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング500」の2021年版では346位にランクされた。
当時、新型コロナウイルス感染症の世界的流行で世界的にロックダウン中だった状況でBTSが今何を語れば世界を元気付けられるのだろう?エネルギッシュで、楽しく、希望に満ちて、ポジティブであり、まるで巨大なエネルギーボールのようでなければならない」と考えられ、制作された作品である。
BTSは当初、他の楽曲を発表する方針だったが、結果的に「Dynamite」を選選択し、歌詞の一部は彼らに見合うものではなかったため、陣営と何度かやり取りして微調整された。ファンク・ソウル・バブルガムポップといった要素を併せ持つ1970年代の影響を受けたディスコポップ・ソングである。
この「Dynamite」はディスコ・ソングがテーマとなっているため、2つの洋楽が元ネタとしてサンプリングされている。1つ目は、1970年代のディスコ・ブーム期を代表する曲として知られているKC & The Sunshine Bandの「Give It Up」。そして2つ目は、同じく70年代にディスコで大人気を誇っていたBee Geesの「Night Fever」。Dynamiteの歌詞で「Dyn-na-na-na, na-na-na-na-na, na-na-na, life is dynamite~Dyn-na-na-na, na-na-na-na-na, na-na-na, life is dynamite」というフレーズがあるが、ここの部分にGive It Upの『Na-na, na-na, na-na, na-na, na, na, now~』のフレーズが使用されている。Dynamiteの「So I'ma light it up like dynamite~」の部分はNight Feverの『Night fever, night fever~』のフレーズが引用されている。
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