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短編集

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探偵討議部の面々を題材にした短編集です。それだけで完結していますので、本編を読むお時間がない方もどうぞ。
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#ショートショート

SMに興味ありませんか?(情念シリーズ①)

この作品には若干ですが、性的な表現が含まれております。 苦手な方は、どうか続きをご覧にな…

WEM
2年前
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「救護の男」のプラシーボ

「プラシーボ効果」をご存知だろうか? あなたのお友達は頭痛持ち。「いつもの頭痛」で頭が重…

WEM
2年前
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大きなクスノキの下で

「いつまでそうしているつもりですか?風邪をひきますよ。」 「あんまり空が綺麗だから。」 …

WEM
2年前
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「インテリ校の番長」による進化的ゲーム理論

インテリ校にも番長はいる。いや、「いた」というのが正しい表現かもしれない。 今や「番長」…

WEM
2年前
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<短編>UFO河原(後編)

「光る物体の正体が判った。やはり宇宙人の仕業だったよ。」 <シューリンガン>ウチムラ先輩…

WEM
3年前
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<短編>コオロギが鳴きだしたから。

コオロギが鳴きだしたから、眠れなくなってしまった。 (もう寝よう。) 長い1日が終わり、…

WEM
3年前
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シジュウイン・クチサトのタンス

風がまだ冷たい春のある日、事件は起きた。 「名探偵」、シジュウイン・クチサトからの救難信号を受けて、同じく「名探偵」であるウチムラ・リンタロウは彼の住むアパートに急行する。 「これはこれは。控えめに言って、『事件』だね。」 部屋に上がり込むなり、素早く白手袋をはめると早速現場検証に入るウチムラ。シジュウインは床に倒れたまま、ピクリとも動けない。普段はクールな彼の顔に苦悶の表情が、額には玉の汗が浮かんでいる。 「君ほどの男をここまで痛めつけるとは、、。何があった?」 「

タンテイがくれた棒つき飴

こんな夢を見た。 新しく出来たアウトレット・モール。凄まじいばかりの混雑。子どものわたし…

WEM
3年前
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パンティー奇譚

いい天気だ。 ベランダに出た僕は、足元に一枚の見慣れぬ黒い布切れを見つけた。 これは噂に聞…

WEM
3年前
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思い出開明軒

コクのある豚骨スープの「開明ラーメン」で有名な「開明軒」。看板娘のクミは、今日も忙しく立…

WEM
3年前
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今日もいい天気

「クロちゃんはおりこうちゃんでちゅねえ。」 ナガトが文字通りの「猫撫で声」を出しているの…

WEM
3年前
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マッチョな猫の恩返し

「生きててもつまんないからよ。もう死のうと思ってよ。死ぬ前に遊びに行こうかと思って。」 …

WEM
3年前
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