見出し画像

属性別 看護師人数調査してみた!

こんにちは!
WELLNOVA編集部です!

今回は、属性別の看護師の就業人数について調べてみました!!

人手不足が課題の医療・介護業界において、そもそも看護師さんは全国に何人いるのか、どういった働き方や場所で働いているのか気になったので調査したので、結果と考察をご紹介していきます!

今回は令和4年1月27日に厚生労働省が公表している
令和2年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況
を基にデータをまとめていきます。

下記、参考までに厚労省のURLを添付いたします。

https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/eisei/20/dl/gaikyo.pdf

この記事が少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。


看護師採用のお悩みは、WELLNOVAにご相談ください


1.性別

まず初めに、性別ごとの看護師就業人数について、厚生労働省のデータをもとに表にしました。

性別ごとの年収
令和2年‐厚生労働省‐衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況

2010年から2020年までの2年ごとの看護師、准看護師の人数推移となります。
特徴としては、准看護師の人数が年々減っているものの、看護師の人数が増えているため、全体的な看護師の人数は増えているという点です。

また、看護師・准看護師どちらにおいても男性よりも女性のほうが圧倒的に人数が多くなっています。
しかし、2010年と2020年の性別ごとの人数を比較すると、

2010年 男性:女性=76,944:1,243,927=0.6:9.4(小数点以下切り捨て)
2020年 男性:女性=12,5091:1,440,409=0.9:9.1(小数点以下切り捨て)

このような結果となるため、看護師の男性比率は年々上がってきています

下記、看護師の人数推移を折れ線グラフに表してみました。

性別看護師就業人数推移

この図は看護師計・准看護師計・総計に数字がついています。
このグラフを見ると、どの属性においても同じくらいのペースで人数が推移していることが分かります。

看護師の人数:2年ごとに6~7万人↗
准看護師の人数:2年ごとに1~2万人↘
総計:2年ごとに約5万人↗

このようになっており、看護師自体の人数は年々増えていることが分かります。


2.就業場所別

次に就業場所別の看護師の人数を、厚生労働省のデータをもとに表にしました。

令和2年‐厚生労働省‐衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況

この表を基に、円グラフを作ってみました!

就業場所別就業人数割合

このグラフで就業場所別の人数割合を見ていきます。

1位 病院 62.9%
2位 診療所 16.7%
3位 介護保険施設等 10.9%

このような結果となりました。

予想はしていましたが、病院が圧倒的な割合を占めています。
以降、診療所、介護保険施設等と続いています。

3位に介護保険施設等が位置し、4位に社会福祉施設が続くことから、2025年問題(団塊の世代が75歳以上の後期高齢者となる)や2030年問題(日本の人口の3人に1人が65歳以上になると想定)が課題とされている中での、高齢者施設における看護師の需要の高まりが表から分かります。

3.雇用形態別

続いて、雇用形態別の就業人数を見ていきます。
下記、看護師・准看護師の雇用形態別の人数割合を、厚生労働省のデータをもとにグラフにしました。

雇用形態別就業人数

グラフを見ると、正規雇用と非正規雇用がほとんどを占めていることが分かります。
また、看護師のほうが正規雇用の割合が多く、逆に准看護師のほうが非正規雇用の割合が多いことが確認できます。

実数値で見ると、

正規雇用 看護師:82% 准看護師:69%
非正規雇用 看護師:17% 准看護師:30%

このようになっており、准看護師の非正規雇用の割合が看護師の約2倍になっています。

4.年齢階級別

最後に年齢階級別の就業人数を見ていきます。
下記、年齢階級別の看護師・准看護師の人数を、厚生労働省のデータをもとに表にしました。

年齢階級別就業人数
令和2年‐厚生労働省‐衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況

上記の表を基にグラフを作ってみました!

年齢階級別就業人数

このグラフから、

①30代で人数が減少している(主に看護師)
②40代がピークであり、最も人数が多い
③看護師は40代をピークに減少傾向だが、准看護師は40代以降も増加傾向にある

大きくこの3点が分かります。

①、②に関しては、看護師は女性が多いため、ライフステージの変化(結婚、妊娠、出産、転居など)によって仕事を休むことや変えることが出てくることが原因であると考えられます。
それらが落ち着いた40代以降で職場復帰する人が多いと思われます。

③に関しては、前項の雇用形態別で准看護師のほうが非正規雇用の割合が多いことが大きく関係していることが予想されます。
高齢になっていくにつれて(女性割合が多いこと含め)正規雇用での勤務は難しくなってくるため、非正規雇用の割合が多い准看護師として働く人が一定数いるのではないでしょうか。


5.まとめ

今回は、属性別の看護師の就業人数について調べてみました。

いかがでしたでしょうか?

属性ごとにまとめてきましたが、なかなか相関関係などもあり、面白かったです。
看護師自体の人数は増加傾向にありますが、慢性的な人手不足は依然、課題として残っているため、少しずつ解決していかなければなりません。

こういったデータは、採用ターゲットを決める際にも活用できるため、ぜひ参考にしていただけると嬉しいです。


こちらの関連記事もぜひご覧ください!


WELLNOVAでは、費用対効果の高い採用活動を実現する医療・介護業界向け採用支援サービスを提供しております!

医療・介護業界で病院・訪問看護・有料老人ホームなどで、
採用支援に携わってきた専門の担当が、医療・介護業界と採用に関する豊富な知見をもとに、お客様に最適なご支援を提供し、採用活動を促進します!

ご興味のある方がいらっしゃいましたら、
ぜひホームページやTwitterなどご覧ください!

WELLNOVAのTwitterを見る


【WELLNOVAのご紹介✨】 医療、介護業界に特化した採用支援サービスをご提供しています! 業界に関するお役立ちコンテンツを発信中📷 twitter:https://twitter.com/WELLNOVA_OFCL HP:https://bit.ly/3oXML81