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姿勢は正すほどに悪化する

皆さんは「姿勢を正しなさい」と言われた/言った経験はないですか?

その時、その姿勢を長時間キープできた経験はありますか?

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おそらく、ほとんどの方は「長時間維持することは難しかった」と答えると思います?

中には、「姿勢を正すクセが身に付いていないだけ」という方もいらっしゃいますが、全く違うんだということを、この記事で知ってください。

姿勢が崩れる理由

・気合が足りない
・悪いクセのせいだ

などと、根性論を唱えるほぼ全て方は、『姿勢が崩れる理由』を考えていません。

『姿勢が崩れる理由』は、その姿勢が楽だから

ただそれだけです。

つまり人/とりわけ姿勢が悪いと言われる方にとって、姿勢を正すという行動は、楽な姿勢を奪われ、辛い姿勢を強要されるということと同じなんです。

辛いことをすすんでやりたいと思う人は少ないし、自分にとって辛いことを、辛くないと感じなくなるまでやりたい人は少ないんです。

あえて悪くいうと、その目的が達成できるのは⇩のような人です。

・思考停止タイプ
・惰性人間タイプ

わざわざ姿勢を正すということは

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姿勢の良い人が、体を傾けて生活しなさいと言われたら、きっと嫌ですよね。

「なんでそんな変な姿勢で生活しなきゃいけないんだ?!」

と言われると思います。

でもこれは、悪い姿勢が楽な人にとって、姿勢を正すのと同じことなんです。

必ずしも、正しい姿勢が楽とは限りません。

クセ/習慣との関係

「だったら『クセ/習慣』を無視して、悪い姿勢でい続けてもいいのか?」

と言われたらそうではありません。

姿勢が悪くなったのは、悪い『クセ/習慣』のせいではなく、その『クセ/習慣』を作った原因のせいなんです。

ちょっと分かりづらいですが、端的に言うと「なぜ悪い姿勢のほうが楽なのか?」を考えます。

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もし、デスクワーク中の姿勢がおかしいのなら、

・机とイスの高さが合わない
・モニターの位置が低すぎる
・視力が低下している
・隣の席の人が臭い/嫌い
・エアコンが直接あたって寒い
・転倒してからまっすぐ座ると痛い
・痔がある などです。

原因は一つとは限りません。
問題を一歩ずつ解決すればいいだけです。

そうすれば、悪い姿勢でいる必要がなくなります。

まとめ

僕のところでは

・姿勢を良くしてほしい
・足の組グセを治してほしい

という方に対して

「良い姿勢でいる時間を増やしてください」
「足を組まないでください」

とお願いしたことは、今まで一度もありません

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むしろ、

「足の組グセを治してください」
「分かりました、足を組まないようにしてください」

っておかしいですよね。
夫婦漫才みたいです。

僕が依頼を受けた方々は、

「気がついたら組グセが治っていました」
「また組みたくなったから来ました」

となります。

そこには【楽な姿勢=きれいな姿勢】になるという目標を、共通認識としているからです。

もし今、周囲から「姿勢が悪い」と言われることが多い方や、自分自身でそう思われる方は、一度思考を変えてみてください。

「なぜ自分は楽な姿勢=悪い姿勢なんだろうか?」

答えはあなたの生活の中に必ずあります。

ではまた

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