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【ミラーレスを使いこなそう18】最大撮影倍率を理解する

毎週土曜日は、カメラ初心者がミラーレスカメラを使って、

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などをシェアしています。

「NIKON」に限らず、僕のようなカメラ初心者の方の参考になれば幸いです。


今回は僕がレンズ選びの際に、分からなかった「最大撮影倍率」という用語についてまとめました。

<今回解決する問題>
・寄れるレンズを選べるようになる

寄れるレンズって何?

僕はレンズ選びをするようになるまで、寄れるレンズを選ぶ基準は「最短撮影距離」だと思っていました⇩。

でも、これって間違いなんですよね。

カメラにおける寄れるとは、近寄れるではなく、大きく撮影できるってこと。

なので、寄れるレンズを選ぶ際は、⇩の「最大撮影倍率」を見なければいけないんです。

NIKKOR Z 50mm f/1.8 S の仕様表

でも、「最大撮影倍率」って身近な言葉でもないし、一体何のことなんだろう?と思い調べました。

最大撮影倍率とは

最大撮影倍率とは、「被写体が撮像範囲(センサー)に対し、どのくらいの大きさで映し出されるのか」を倍率で表した数字のようですが、始めはピンときませんでした。

そこで、僕は⇩のものを作って理解しました。

白い枠の内側(オレンジ枠)は、フルサイズの撮像範囲(センサー)と同じ36x24mmに切り取ったものです。

36mmの物を36mmで写せるのが1倍。
同じものを、18mmで写せるものを0.5倍と記載します。

⇩の50mmレンズの場合は、0.15倍なので「36x0.15=5.4mm」で写すことのできるレンズということになります。

NIKKOR Z 50mm f/1.8 S の仕様表

ちなみに、1倍で撮影できるレンズをマクロレンズ(nikkorではマイクロレンズ)と呼ぶそうです。

APS-C・マイクロフォーサースの場合

勘違い版

最大撮影倍率は、35mm換算した値で示すので、APS-Cの場合は1.5倍。
マイクロフォーサースの場合は2倍することになります。

先程の50mmレンズをAPS-Cで使用すると、「36x0.15x1.5=8.1mm」という計算になります。

ニコンにはマイクロフォーサース機がありませんが、仮で計算すると「36x0.15x2=10.8mm」です。

正しい版

35mm換算でサイズが変更するのは、センサーサイズで、被写体ではありません。

先程の例でいうと、被写体(どん兵衛)の大きさは変わらず、白枠の穴が小さくなるだけのイメージです。

枠の中だけを見ていると、被写体が大きく写っているように見え、⇧勘違い版で計算した式になりますが、等倍にすると実は被写体のサイズは変わっていません。

僕はこの理屈を知ってはじめて、「なぜAPS-Cで撮ると1.5倍になるのか」の意味がわかりました。


皆さんは、最大撮影倍率を意識してレンズ選びをすることはありますか?
それではまた

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