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【保存版】「対症療法を繰り返してきた患者さん」にやるべきこと

毎週日曜日は【駆け出しセラピストに送る言葉】を配信しています。

「対症療法では治らない」
ドクターショッピングをされてきた患者さんの多くが、口を揃えてこう言います。

しかし、分かっていても対症療法を受け続ける理由は、治らない一番の原因が「対症療法を受けていることだ」と気づいていないからだと思います。

対症療法を繰り返すイメージ

まずは、「対症療法を受け続けると、体がどう変化するか?」のイメージをかんたんに理解していただく事が大切です。

僕は、積み木を例にすることが多いです。

対症療法は、積むことでバランスを保つ

対症療法を繰り返すというのは、積み木を⇧のように積み上げるイメージです。

先に起こったことを、後からの行いで修正し、バランスを保とうとします。

でも
「高く積み上がった時にどうなるか?」
「ごまかせる限界がいつか来る」

というのは、誰もが想像つくとおりです。

積み木は崩れる。
それは、大きな症状の発生を意味します。

根治療法でも、部分矯正がだめな理由

「根本から治します」
という部分矯正(姿勢矯正・猫背矯正・骨盤矯正・O脚矯正など)は⇧の積み木のように、いきなりど真ん中から切り込んでいくイメージです。

でもどうですか?

確かに矯正した部分は整うかもしれませんが、こんな事したら一気に崩れるか、上部が前とは違うバランスを取り直す必要が出てくると思いませんか?

根治療法をするなら、全身のバランス矯正を

そうなんです!

根治療法をするなら、部分矯正ではなく、全身のバランスをみながら整える必要があるんです。

たしかに、全身の根治療法は対症療法や部分矯正よりも、改善までに時間を要することもあります。

しかし、一旦整えてしまったら、再発しにくくなるのは⇧の積み木からも想像がつくと思います。

最後に

対症療法を繰り返してこられた患者さんに一番必要なことは、患者自身が選択してきたことに対する気付きと、状況の理解です。

そして次に必要なことが、「先生が同類の治療(施術)をしない」ことに他なりません。

いくら偉そうに言っても、先生のやることが矛盾していては、話にならないんです。

ドクターショッピングをしてきた患者さんは、言葉では「そんなこと思っていない」と言っても、『どこかの先生が、自分の体のどこかにある、一発で治るスイッチを押してくれる』と信じています。

今回の話は、「それは妄想だ」と心を砕くような内容です。

しかし、これは真実です。

・悪い口コミを書かれるかもしれません
・二度と来てくれなくなるかもしれません
・治療院の方針と違い、クビになるかもしれません

しかし、先生が本気で目の前の患者さんを治したいと思っているのなら、伝える勇気を持つ必要があります。

今回の記事が、根治を目指す患者さんと先生の役に立てば幸いです。
それではまた

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