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気軽にアスペとか言わないで

パーソナルDr.コーチング『Wellness』の無料カウンセリングにて実施している『健康理解度テスト』の中から、正答率の低い問題をピックアップして解説していきます。

今回は『メンタルヘルス』に関わる問題について。

皆さんお分りでしょうか?

誤っている記述は、『a, 幼少期から言語発達の遅れがある』です。

a, アスペルガー症候群は広い意味での自閉症に含まれる1つのタイプですが、幼少期に言語発達の遅れがなく分かりにくいのが特徴です。成長とともに、対人関係の不器用さがはっきりしていきます。知的発達に遅れがある人はほとんどいません。幼児期に疑われるポイントとしては、「ひとり遊びを好む」「同じ遊びを繰り返す傾向がある」「行動がパターン化し、融通が効かない(こだわり)」などがあります。

b, 相手の気持ちや意図を想像したり、その場の「空気」や、しきたりなどの「暗黙のうちに成立している社会的ルール」を理解するのが苦手なため、人間関係においてトラブルが起こることがあります。自分の感情を表現したり、自分の発言や行動が他人に与える印象を想像したりすることが苦手で、その場の雰囲気にそぐわない率直すぎる発言をしてしまうことがあります。

c, ((最も間違えやすい選択肢))あまり知られていませんが、アスペルガーの方は特定の感覚が他の人よりも過敏であったり、逆に感じにくい場合があります。他の人にとっては気にならない電話の呼び出し音や周りの話し声、電灯の明るさなどを強いストレスに感じます。職場で生産性が上がらないアスペルガーの方の場合、個室で作業できる空間を作ってあげるだけで圧倒的に集中力が増すケースもしばしばあります。

d, 決められた手順やスケジュールに強くこだわり、新しい人や状況、予想外の事態への臨機応変な対応が苦手な傾向があります。予想外の事態に直面すると、強い不安を感じパニックに至ることも。物事の一部分にこだわってしまい、全体像を把握するのが困難なケースもあります。また対人関係の障害もあわさり、一人で自分の好きなことに没頭するケースもあります。

皆さんは正解できましたか?

最近街中で、「アスペかよ」と気軽に言っている人をよく見かけます。これって、相当デリカシーに欠けると思っています。
本当のアスペルガーの子は、この症状に苦しんでいます。周りの理解が得られず、仕事で不当な扱いを受けることもザラです。

僕はアスペルガーの子どもを家庭教師として教えていたことがありますが、薬を飲みながら、集中力が欠けてしまうことや、趣味にこだわりを持ってしまうことに苦しんでいました。
日本の方は特に、アスペルガーを含む発達障害に対する理解が乏しいケースが多いです。

色んな人がいるからこそいい世界が実現するわけですし、是非最低限のリテラシーを持って、安易にアスペやメンヘラといった言葉を使わないで欲しい。知らないということは、無意識のうちに人を傷つける可能性を秘めているのです。

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Wellnessでは、医師による無料カウンセリングを実施しています。正しいリテラシーを身につけることで、より豊かな生活を手に入れましょう。

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