完璧主義は完璧じゃない。3つの完璧主義
前回の記事からの続きです。
燃え尽き症候群の裏には完璧主義が隠れているんでは?というお話でした。
今一度おさらいをしてみましょう。
Social Psychologist のトーマス・クランさんによるTEDトークから引用させていただきやす。
やっぱり、完璧主義って社会ではある種、成功するための象徴として称賛されることもあるけど心理学の世界ではネガティブな要素の方が強いよと。
完璧主義だから成功したという論文の方が少なくて、むしろ完璧主義でいると「何かが足りない、不満」という感覚がずっと続くのでメンタルに悪影響が。
うつ病、不安症、さらに深刻だと自殺願望につながり、危険な考え方であるとか。
それもここ25年間の間に若者の間で完璧主義は増えてきており、その大きな要因の一つとしては「完璧なライフスタイル」がそこにあるように見えるSNSの影響。
現実とは実際かけ離れているのだけど、画面上では完璧な世界が繰り広げられていて、
上には上がいる感覚。なんだか達成感が得られづらい。
トーマスさんによると、完璧主義者が物事を完璧にこなすことはない。「完璧になろうと必死になっているだけ」とのこと。
そもそもこの世に完璧なものがあるって方がまず不自然だしね。と。
イメージで言うと、そこには理想という名の山があって、頑張って登れば周りが自分はすごいって認めてくれるだろうと思って、必死になって登る。
そして、山頂付近にやっとの思いで辿り着いて「あぁ〜〜やっと素晴らしい景色が拝める✨✨」と思ったら「は〜〜い!それでは下山してください〜〜次の山がありますよ。休んでる暇はないです。また1から登ってください〜〜〜。」と言われる。
こんなに頑張ったのに、また1からスタートするの?しかも達成感も賞賛もそんな得られず。。。
なんだか虚無感が・・・という自己敗北感が積もっていくばかり。
かくいう、あっしも、海外に来てから、何度か燃え尽き症候群になっておりました。
まだこんなに山があるの?!あと一体何個登ったらいいんだい、無限大ではないか。と。
色々な国の人たち文化を知れば知るほど、世界から社会から求められていることのプレッシャーみたいなのを勝手に感じては押しつぶされそうになり。海外に出るとまた違ったライフスタイルや多くの情報と向き合うことになって、知ることは知的好奇心を満たしてくれて面白いんだけれど、社会の流れが早すぎて追いついていけないよぉぉ。といった具合に。
また、もともと内向的なタイプであるにも関わらず、「海外ではなるべく外向的に振る舞わなきゃ」みたいな思い込みもあって突っ走っていた時期はちょっと心がしんどかったですね。。。(実際に海外の方が外向的な振る舞いが求められる傾向はあるみたいね)
私の場合は、幸いにも心のケアに専念する期間を設けられたので良かったのだけれど、自分達が思っている以上に心って脆いのかもって知る良い機会となりました。
(心ケアって習慣化したいな)
そして、本題に戻ってみると、
完璧主義は実は3つに分類分けできるそうです。
↓ ↓
自己完結的な完璧主義
他人への期待に応えようとする完璧主義
他人へ過度な期待を要求する完璧主義
この3つともメンタルにはあまりよろしく無いみたいですが、特に番目の相手の期待や社会の期待に応えようとして頑張ってしまうスタイルが一番恐ろしいそうです。
しかも、この完璧主義が一番増えているんだとか。
ひー。
なので、理想的なライフスタイルを追い求めるあまりに健康的なライフスタイルが損なわれては本末転倒かもってことで
どうやって対策すればいいんだろう?って話になります。
対策方法としては、ズバリ セルフコンパッション〜〜
セルフラブ♡なわけです。
もっと自分に優しくなろうよってことよ。
よく、「自信をつけよう!!」「自己肯定感あげよう!!」って自己啓発の世界では言われてますが、あげよう!!と言われても、心が落ち込み傾向の時は上がらないものですよね。
だって心が傷ついている状態なんだもの。
そこで、科学的に効果あるんじゃない?とされている方法がセルフコンパッションらしいです。
続きは、ちょっと燃料が切れ気味のため、次回に書かせてくださいな。( セルフコンパッションしてまります〜)
またね。
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