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悩みを人に言えないのは「“共感”してもらえないのでは」と思うから

生きていれば、悩みの一つや二つあると思います。
そして悩みも大小、一日経ったら忘れてしまうものから、何日も考え込んでしまいどんどん鬱々としてしまうものまでありますよね。

ちなみに私にもあります。
子育てが本当に本当に苦手なこと(まさか、私が育児に向いていないなんて参照)

特に寝かしつけなんて大の苦手です。
体力お化けなもんで、寝ない、ぐずる、私のお腹の上で寝る(身動き取れない)、夜泣き、うなり、寝相の悪さで何度も立ち位置を変え・・・気づけば朝。この夜から朝にかけてのルーチンが地獄に思えます。
21時から全く眠くもないのに部屋を暗くして隣で寝たふりをして、スマホもいじれない、なんて無駄な時間を過ごしているのだろうと悲しくなるのです。
こんな時間がなければ、ブログの1つや2つ書けるのに。
映画やテレビでも観られるのに。
貴重な時間と一切思えず、“生産性のない時間”と思えます。
本当に本当に悩んでいます。

今、保育園に送っている時にふと考えてみたのですが・・・
なんでこんなに悩んでいるのに解決されないのだろう、と。

そこで気づいたのはタイトルにもあるように、
悩みを言っても“共感してもらえないのでは”と思ってしまうこと。

誰かに言ったところで、ポジティブな話が聞きたいわけでもないし、共感してもらいたいだけなのに、そういう場面がなかったことに悲しくなってしまったんです。

この流れには、「思い込み」が入っていると自覚しています。
ポジティブ心理学でも悩みの大半は「思い込み」であり、それを取っ払うという話がありますが、そう簡単にできれば苦労はしなくて、リアルな悩みを実生活に当てはめてもう少し深堀りして考えてみたいと思います。

悩みはなぜそう簡単に解決できないのだろう?

そもそも、悩んだ時にどうしていますか?
誰か(親や親友、家族など)に話してみる、で解決されれば嬉しい限りですよね。
ただ、そこまでに至らない、心の内にどっしりある言えない悩みってありませんか?

なんだか言ったら否定されるような気がするものも。
不倫とか、整形とか、そういうのも含めて。(善悪は置いておいて)

私の場合、周りが「子育ては母親がするもの」風潮が強すぎて、寝かしつけの苦痛さを言えないのです。
根底にあるのは<共感してもらえないのではないか(否定されるのではないか)>
それなりにいろいろ検索したり、同じような悩みを持っている人を探したりもします。

ただ中には、

「寝かしつけは大変だけど今しかできない貴重な時間」
「眠たくてぐずっている姿も可愛い!本当に幸せ♪」

とポジティブ発言をしているのを見ると、私も人間ですからどうやっても「そこじゃないんだよな・・・」という気持ちになったりします。

アインシュタインの名言にこんな言葉があります。
『問題はそれが起きたのと、同じレベルで解決することはない』
私が旦那に寝かしつけの大変さを言うと、寝かしつけ解決テクについて提案してきます。
ただもうその次元だけではどうにもならない感情が入ってしまうと、寝かしつけ解決テクについては少し心が軽くなるものの、根本が解決されるわけではないのです。相手(子供)も人間ですから。

悩みを持ち続けながら生きること

悩みを分解してみると、

・自分発症→自分の中でのコンプレックス系
・他人発症→人間関係系の悩み


と大きく分かれるかと思います。
前者はいわゆる「太った」とか「貯金ができない」とか、生活環境や性格的な問題ですね。
後者は、「上司が苦手」とか「彼氏とうまくいかない」とか、人間関係が複雑に絡み合っていて自分だけではどうにもならない問題です。

まず悩みがどこに位置するのかで対処法や解決策も変わっていきますよね。

私はポジティブ心理学実践インストラクターなので、それを使って考えると、

・考えることをやめる
・ポジティブなことを多くする(ご褒美を与える、趣味に没頭する)
・思い込みを取り外して思い切って外部に相談してみる


という策が善とされています。

ですが、そう簡単にいかないのが常です。
悩みが全くない人生はつまらないですし、一時のことと思えれば、悩みのある生活も楽しめれば苦はないのかもしれません。

つまり何が言いたいかというと、
ポジティブ心理学を通り越して実体験も踏まえて思うのは、
人によって悩みの深さは違って、軽く受け止めてはいけないけれど、何でもポジティブに考えれば良いわけではなくて「共感」する姿勢を持つこと。

悩みの解決策は武器として持っているけれど、解決できない悩みがあっても持ち続けながら生きることを良しとする考え方もあってはいいのではないでしょうか。
自分がそういう状況にあったから、誰かの相談に乗った時も、「共感」をすること、そう心に誓ったという話。

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