【カンタン!】自分の年金額を3分で計算する方法
こんにちは!
普通の30代会社員がお金の不安を解消する『大人のマネートレーニング』のまっしーです。
今回は「お金の管理」についてのお話です。
さて皆さま、自分が65歳から公的年金を毎月いくら貰えるかご存じですか?
実は簡単に計算する方法があります!
正直、ガッカリすると思いますが...一度、計算してみませんか?
漠然と不安を抱えてモヤモヤするよりも、危機感を持って早めに準備を始めた方が良いですからね!
①自分の年金額の計算方法は?
会社員の場合、年金額は、
①厚生年金+②基礎年金の2階建て構造です。
<厚生労働省HP>
https://www.mhlw.go.jp/nenkinkenshou/structure/structure03.html
①厚生年金
{平均年収(税引前)÷1万円}
✕55
✕勤続年数
で大まかに計算出来ます。
※平均年収は手取ではなく額面(税引前)です。
(例)22歳で就職し65歳で退職するまでの平均年収が500万円だった場合
500万円÷1万円=500円
500円✕55✕43年=1,182,500円
②基礎年金
加入者一律で780,000円です
以上の①厚生年金+基礎年金を足すと、
1,182,500円+780,000円
=1,962,500円
1月当りに換算すると、163,541円
つまり、平均年収500万円のサラリーマンの年金額は、毎月16万円ということになります。
これに加えて、お勤めの会社独自の企業年金などが上乗せされますが、
今の生活費と比べて、かなり少なく感じませんか?
②毎月支払っている保険料は?
サラリーマンの場合、年金保険料は給与天引きされているので、毎月いくら払っているのか意識しづらいです。
これは本当に良くないです。
しかし、簡単に計算が出来ます。
給与明細を見たら一発で分かりますが、本当に高いですよ!
保険料は厚生年金と基礎年金を合算して払っています。
東京都の場合、
年収(税引前)✕18.3%
で計算出来ます。
保険料は会社と社員の折半なので、個人で払う分は、9.15%になります。
(例)年収500万円のサラリーマンの場合
500万円✕18.3%=91.5万円
91.5万円÷2=45.7万円(会社)
91.5万円÷2=45.7万円(個人)
年収の1割近い保険料を毎年納めている訳です。
会社が半分負担してくれ有難いのですが、年金保険料も考慮して私たちの年収は決められて(抑えられて)います。
仮に公的年金制度が無ければ、手取りは2割近く増え、会社から受け取る給与も増える可能性があります。
③支給年齢の推移
一昔前は60歳で定年を迎え、年金を受け取るという人生設計でしたが、現在では大企業中心に65歳定年が一般化しています。
年金も受給年齢が引き上げになっています。
あまり知られていませんが、厚生年金は「定額部分」と「報酬比例部分」の2つに分解されます。
それぞれ支給開始年齢が異なります。
<男性の場合>
令和3年現在では、
報酬比例部分:63歳から
定額部分:65歳から
令和7年から
報酬比例部分:65歳から
定額部分:65歳から
ちなみに、平成12年は
報酬比例部分:60歳から
定額部分:60歳から
と、昔は60歳から満額受給できた年金が、我々が受給する頃には、少なくとも65歳以降でないと満額受給できないように変更されています。
仮に毎月の年金額が15万円(1年間で180万円)とした場合、5年間支給が遅れると、180万円✕5年=900万円の逸失利益がある訳です。
今後、70歳受給開始になれば、180万円✕10年=1,800万円の逸失利益となります。
ただ、これって私たちが選挙で決めた事ではありませんよね?
無関心は悪。自分の身は自分で守らなくてはなりません。
さらに言うと、昔はボーナスに年金保険料は殆ど掛かっておらず、ボーナスに対して、1%(会社0.5%/社員0.5%)でした。
2003年度から、ボーナスにも約18%(会社9%/社員9%)の保険料が掛かるようになりました。
そう考えると日本の年金は、後から加入した人ほど損をする「不平等な制度」に思えませんか?
④年金額を増やす方法は?
「年金の繰下げ受給」というものをご存知でしょうか?
65歳から受給できる年金を、最大70歳まで遅らせる制度です。
厚生年金・基礎年金とも対象です。
1ヶ月遅らせるごとに0.7%が増額されます。
1年繰下げ(66歳):0.7%✕12ヵ月=8.4%
2年繰下げ(67歳):0.7%✕24カ月=16.8%
5年繰下げ(70歳):0.7%✕60カ月=42.0%
仮に毎月の年金が15万円(年間180万円)の場合、70歳に受給開始を遅らせると、
毎月21.3万円(年間255.6万円)に増額されます。
5年間で4割以上増える運用商品だと考えれば、かなりお得な商品です。
体と頭が健康で、長生きに自信のある方にはおススメです。
65歳以降も健康であるために、若いうちから食生活や運動には気を付けた方が良いですよね!
⑤まとめ
まずはスマホの計算機で、自分の年金額を計算してみましょう!
年金制度は私たちの意思に関わらず、受給額・受給年齢が年々改悪されています。今後、さらに改悪される見込みが高いです。
少子高齢化という大きなトレンドが変わらない以上、年金制度の改善は難しいです。(今0歳のこどもが少ないという事は、20年後に年金保険料を納税する20歳の人口が少ないということなので)
繰下げ受給制度が使えるように、年金に依存し過ぎない老後の準備が出来たらいいですよね!
やはり、自己責任で1日でも早くコツコツ準備するしか無いんでしょうね!
最後までご拝読ありがとうございました。
今と将来を楽しくするために、一緒に頑張りましょう!
<最近セミナーも始めました!直接お話を聞いてみたい方は是非遊びに来てください♬>
【超簡単】普通の30代会社員が90分でお金に強くなるトレーニング
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
https://www.street-academy.com/myclass/97071?conversion_name=direct_message&tracking_code=9387cb7eb05a3cdc6d5cbbf981349af0
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
<公式HP>
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?