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#90 考え抜かれた解説は短くわかりやすい

先月、青年失業家の田中泰延さんとコピーライターの橋口幸生さんのトークイベントに参加してきました。

「名作コピーの時間」という本のなかからコピーをいくつかピックアップして、お二方が考える「いいコピーとは?」というトークを繰り広げるイベントです。(田中さんは元電通でコピーライターをされていた方です)

2時間ずーっとコピーについてのトークでしたが、あっという間の時間でした。

トークがおもしろいというのはもちろんあるけど、二人の解説がすっっごっくわかりやすく、話している内容があたまの中に自然とスーっと入ってきました。「え?それってどういうこと?」みたいに感じることがまったくない!

コピーライターの方はコピーだけでなく、解説さえもわかりやすい。

「ことば」に対して膨大な時間を費やしたんだろうな・・考え抜くということを積み重ねてきた人だからこそこれだけスッキリしたわかりやすい解説ができるんだろうな・・と感じました。


「考え抜く」と言葉にするのはかんたんだけど、これを実践し続けるのは本当にきついし、むずかしい。

スタジオのサイトやこのnoteで発信するとき、何度推敲していても、やっぱりどこか冗長だったり、要点がわかりづらかったりするものもたくさんあります。

考えがスッキリまとまっていて簡潔に伝えられたときの記事は、人からも「わかりやすい」と言われることもありますが、本当にその数は少ない。


そして、1月から始めたラジオ出演。

月2回5分の枠でパーソナリティーと話をするのですが、これも実際やってみると話がまとまらなかったなとか上手く伝えられなかったなと、毎回反省だらけです。

番組の方針がパーソナリティーと話す内容について事前の打ち合わせはしない、ということなので、本番出たとこ勝負。そのため事前準備は相手がどんな返しをしてくるだろうか・・ということも含めて考えています。5分で収まるシミュレーションしているけど、毎回なんか時間が足りない。

パーソナリティーとの相性もあると思うけど「時間が足りない」と感じるのは、きっと話すネタが欲張り過ぎているか、ネタについて考え抜く力がまだ足りないんだと思います。

あたまの中で整理しているつもりでも、まだまだ、ってことですね。


書くのも話すのも、思いつくままつらつらやるのは単なる「垂れ流し」でしかない。「思考」をしっかり駆使できて発信できているか?と、常に問い続けないといつまでたっても発信力は上がらんな~と思ったのでありました。

(さて、今回はスッキリまとまったか?!)


もし気に入っていただけましたら、次回の更新もぜひ楽しみにお待ちいただけたら嬉しいです。