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カジュアルおばさん、イタさの境界線

Xでトレンド爆上がりの「カジュアルおばさん」。
トップの画像のようなファッションをしたおばさんが若作りで痛いとのこと。
夏木マリや打首獄門同好会のベーシストjunkoを取り上げ、「逆に憧れるんだけど」という当事者たちの声が上がっています。

もちろんこのお二方はカッコよく、痛さはないんだけれども、いざ自分となると痛さを感じさせるというのはよくわかる。

実際のところ私も近所をうろつくだけのときはカジュおばスタイルで出かけるが、特に午前中、化粧をしてもまだ血行も悪く顔が死んでいるときのカジュおばスタイルは自分でも本気できついなと思っている。
体型は維持しているので、おばさんのだらしなさというのはないのだが、とにかく顔!顔が貧相な時にカジュアルだと全体的に貧乏くささが漂ってしまうのだ。
特にバンドTをよく着る私は、カジュおばスタイルだとスタジオのスタッフ感丸出しになってしまう。ザ・貧乏!

若い頃に比べると肌の張りが無くなってきているので、顔に合わせるとやはりそれなりに良い素材のものを身に付けないと釣り合わない。
髪型も大事で、月に1回は美容院でカットをしているのだが、現在のボブのスタイルはちょっとした長さの差で若作りしているおばさん感が出てしまう。
とにかくアラフィフのこの歳になると、見た目の落ち着きというのが大切な気がしている。
同じカジュアルスタイルでも、カバンや靴をよくするだけで一つ格上の女性に見えるのだ。

おばさんになっても極端な美を追求するのも痛さが拭いきれない。
若いと言われたいオーラがバンバン出ているのだ。

もう少し落ち着いてみようか。
この歳では女性も男性も包容力というか余裕が感じられるところが一番大事なポイントだ。
それさえあればカジュアルスタイルだろうがフォーマルスタイルだろうが着こなすことができるだろう。

私が目指すカジュアルおばさんはケイトブランシェットやティルダスウィントンかな。


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