新入社員の早期戦力化のポイントとは?
こんにちは。飲食店、給食会社、宅配弁当などフード業界の経営コンサルタントの森屋俊宏です。
今日は、飲食店の新卒採用や中途採用で正社員が入社した後の教育について書きたいと思います。
教育といっても色々な要素に分解することができますが、今日は、早期戦力化についてです。
マイナビ、リクナビ、オファーボックス、indeed、求人ボックスなど色々な採用経路で新入社員を採用できても、戦力化⇒定着しなければ、企業の成長には繋がりにくくなります。
そう分かってはいても、教育には人の様々な感情がありますので、スムーズに行きにくい面があります。
採用後、効果的に教育し、早期戦力化が図れた飲食店、給食会社、宅配デリバリー会社は何に取り組んでいるのでしょうか?
1つに「期限を決める事」があります。
入社して4月はホールで接客サービスを覚え、その後、中に入って厨房業務を覚えていく予定だったとします。実際、1年後に蓋をあけてみると、いまだホールのみを覚えていて、厨房業務をやったことがないというケースになったりします。
理由を店長に聞くと、
・ベテランのパートさんが厨房にはいて、その方がいるのでできなかった。
・まだホールを覚えきっていないので早いと思って厨房業務には入れなかった。
・ホールのスタッフが弱くて厨房には入れなかった。
など色々な理由があがってきます。
店長任せの受け入れを基本スタンスにすると、このようにスムーズに行かないことが多くなります。
組織として接客ホールは3ヵ月間でいついつまで、その後厨房でいついつまで、2年目は●●をいついつまでに、と基本の教育の型をつくり、組織としてPDCAを回していく事が大切です。
予定の時期より遅れる場合は、理由をそえて再計画を店長から提出してただく、そのぐらい実施して、ようやくホールと厨房の基礎が早めにできる教育に繋がっていきます。
平均時給があがっていく中、いかに入社後の戦力化をより早期に行い、投資回収にも繋げ、本人の給料アップややりがいにも繋げていくか、
「期限を決める事」
ご参考にしていただければと思います。
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