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【大学院シリーズ】#02 研究のきっかけ

前回のお話

最初の挨拶みたいなの

どもども、よわよわです。
更新期間に時間があきましたが、前回の記事の続きをつらつらと書いていきます。もしよかったら前回の記事も見てくれると、内容がわかります。

前の記事の概要

やばい!建築学科に入学したけど!建築に対する興味無くなったかもしれない!この先どうすればいいんだ!あ!!!!リノベとか面白そうじゃね???
とりあえずリノベとか団地の研究をしている研究室に入ろう!!!
今ここ。

本編の始り〜〜

研究室で何気なく手を伸ばした本には、建築というハードに対して、どのようにソフトの視点から扱うことができるのか。そもそも建築という一種芸術領域になりうるものは、人がいないと意味をなさない、このような考えに心惹かれた。

例を挙げるなら団地。昔の団地は高度経済成長に伴い、需要があり建築という箱に人が集まり続けた。だが現在は団地という選択肢を選ばずとも他に選択肢はある。
団地という建築物に優位性がなくなった。ではどのように魅力を打ち出すのか

そもそも建築というハード視点が強く根付いている現状(実際は徐々にソフトに切り替わっているが)、ソフトに対する意識についてぼくはあまり学んで来なかった。

これがぼくの研究テーマの、ソフトの研究をするきっかけとなった。

研究室に入ってからは、ソフトについて書かれた本を読みまくった。
けれども、建築というものは周辺環境やその地域に根付く人が場所によって属性が異なるため、再現性が難しいという点もある。

実際の場所で研究を行わないとわからないと思っていた矢先、大学の研究室にNPO団体から声がかかった。
内容は古民家をリノベしてカフェにしたいという要望だった。その手伝いと研究を兼ねて、ぼくの所属していた大学の研究室が一端を担うことになったのだ。

何度かNPO団体の元へ足を運んでいると、近隣でベンチャー企業のよくわからないサービスが始まると噂が立ち、ぼくたち研究室の一員とNPO団体で、挨拶も兼ねてどのような事業なのか訪問を行ってみた。

その事業がこちら。
詳細を見たい方はぜひサイトにアクセスをしてほしい。正直面白いサービスだと思うよ。

多拠点生活というものらしい。なんだそれ、聞いたことないぞ?って人は多いかもしれない。サービスが打ち出されて数年経っており、耳にする人は多くなっているかもしれないが、未だ一般的ではないことは正直である。

しかし、ソフトに興味を持っていたぼくにとっては、興味津々だった。
人の生活様式に焦点を当て、古民家を再生する。その再生した家を求め、全国をホッピングしながら生活をする人がいる。
ぼくの思う建築は、人が存在して初めて建築物が建築物として意味を持つということだった。

ぼくは研究室が関わっているNPO団体をそっちのけで、このADDressというサービスに関わってみたい、このサービスを利用する人がどんな人なのか、建築や地域、周辺環境にどのような影響を与えるのか知りたいと日に日に思うようになった。そう、もはや建築そっちのけで、人の生活実態に興味を持ってしまったのだ。

言い訳をするが、人の生活実態が分かれば、建築のあり方や意味が分かるのではと、逆説的なハード思考に対する建築への反骨心が、より一層人の生活というソフトを通して建築学を学びたいと思ったのだ。


というわけで、今回の記事はここで終了です!
久しぶりにいっぱい書いたので疲れました。
もし最後まで読んだ方がいたら、ありがとうございました。
研究に対するきっかけだったりも、ざっくりですが書いてみたので、大学院に行く人がどのようなきっかけで大学院に行くことを覚悟したかの、参考になればと思っています。

なんとなくシリーズものにしているので次も書きます!
よかったら読んでください!それではまた〜〜。


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