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【FVP政治観察記】(第6回) 消費の促進は本当に経済を活性化させるのか?

【C.C.】

  消費の促進は本当に経済を活性化させるのか? 経済の発展は、あらゆる人にとって重要な問題だ。

日本では経済の発展のために、とにかく消費を促そうとする政策がとられているように感じる。消費が増えれば経済は活性化するという考え方なのだろうが、果たしてそんなに単純なのだろうか。 消費が活発になれば生産が増え、雇用も増えて景気が良くなるというのは一見最もである。

しかし、大量消費型の社会では買ってはすぐ捨てるので環境への負荷が大きいのが問題だ。「環境 への配慮」など、生活に余裕ができてから考えるものだという人もいるかもしれない。景気が良 くなってこそ、環境を気遣う余裕ができると。

私は逆だと思う。

大量消費と廃棄を繰り返せば、 確実に資源は枯渇する。資源が枯渇すれば、コストがかかるようになり物価が上がる。温暖化の 異常気象で不作が続けば食べ物の値段も上がる。大量に作って大量に稼いでいるはずなのに、物価が上がるから結局ものが買えない。 短期的には大量消費が景気を上向きにするかもしれないが、長期的に見れば必ずどこかで行き 詰まる。

持続的に社会が発展するためには、環境に配慮し資源の再利用に注目した循環型経済こ そ望ましいのではないだろうか。



※「FVP政治観察記」ではそれぞれのメンバーが活動を通して感じたことや政治への思いを書いています。賛同できる意見もできない意見もあると思いますが、ぜひご一読いただき、また、皆さんの意見を発信していただければ幸いです。

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