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とんでもない記事を見つけた:進化心理学

進化心理学の衝撃

どーも、うぇいです。今日から〈シリーズ 欲求の哲学〉を書いていこうと思っていたんですけど、とんでもない記事を見つけてしまいました。

進化心理学(evolutionary psychology)について、けっこう詳しく書いてあります。ホントは僕なりに記事を書こうと思っていましたが、上の記事を超えるものは書けそうにありません。まぁまぁ長いのですが、ぜひ読んでみてください。(本記事の下のほうにもリンクを貼っています。)

簡単に進化心理学について説明します。進化心理学は、人間の心は進化の過程で生まれたものだという前提のもと、人間の心の仕組みにアプローチする学問です。人間の心の仕組みには遺伝的基盤があり、その遺伝的基盤が過去において私たちの祖先の生存と生殖を高めてきたと言えるのです。

例えば、僕たちが甘いものを好むのは、「甘い果実が栄養価が高く、僕たちの祖先の生存率を高めた」という背景があるわけです。


「進化論」を受け入れているなら、「進化心理学」も受け入れることになる

現代日本で育ったなら、なんとなーく進化論は受け入れていると思います。でも、それが人間の意識や社会システムにまで大きく関係していると考えている人はほとんどいないように僕は感じます。

進化心理学によれば、僕たちは無意識のうちに、人間という種が繁栄するように自然と考えたり、行動しちゃったりしてるわけです。各個人(個体)の生命活動は、大きな進化の流れに乗っています!

僕のnoteの多くは、この進化心理学に依拠して書かれています。そして、この進化心理学の視点があるからこそ生じる問題もあったわけです。


てか、ふつーにゾッとしませんか。だって、自分は遺伝子の乗り物だって考えられちゃいます!こんなにガンバって生きてるのに!

進化心理学によって、人間は頭がいい理性的存在者なのではなくて、おバカさんだってこともわかってきました泣

いずれにせよ、進化心理学は、21世紀の人間社会に絶大な影響を与えていきますから、良くも悪くも大注目なのです!


参考文献

カール・ジンマー&ダグラス・J・エムレン『カラー図解 進化の教科書 第2巻 進化の理論』更科功・石川牧子・国友良樹訳、講談社ブルーバックス、2017年

亀田達也『モラルの起源』、岩波新書、2017年

コリン・パターソン『現代進化学入門』馬渡駿輔・上原真澄・磯野直秀訳、岩波書店、2001年

長谷川眞理子、長谷川寿一『進化と人間行動』、放送大学教育振興会、2007年

その他

ぜひ見てみてください ↓

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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