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土鍋or炊飯器、どっちを選ぶ?

この究極の選択を題材にする投稿はとても多いですよね笑

YouTubeで
・鉄フライパンを使ったチャーハン
・鉄フライパンを使った目玉焼き
・銅製卵焼き器を使っただし巻き卵
・包丁研ぎ
このあたりの動画はだいたい男性の輩…失礼、有識者のコメントで溢れかえっています(^^;)
”炊飯器VS炊飯器”も男性の投稿が多く見受けられます。

ところが、

・土鍋(鋳物ホーロー鍋)VS炊飯器
・鋳物ホーロー鍋対決(ストウブVSルクルーゼVSバーミキュラ)
・ステレンスフライパンを使った目玉焼き

この3つのお題になると女性の投稿、コメントが多いなと思って見ています。

似たお題なのになー、おもしろいなー笑

◎結論、どちらか?

そんなわけで僕もこの人気題材を取り上げてみたのですが、
今のところの結論は…答えを出せません、スミマセン(^^;)

ただ、

「味なら土鍋(鋳物ホーロー鍋)」
「お手軽さ、時間が大切なら炊飯器」

これは個人的な結論です。(逃げたな笑)


・炊飯器



炊飯器の商品紹介を見ていただければわかりますが、
炊飯器は”土鍋の味”→”土鍋での炊き方”に近づけるべく、
毎年ニューモデルが出てきます。
メーカーが言っているのですから、
炊飯器は土鍋の味に勝てない(まだ勝てていない)」
のが現状なのでしょう笑

ただ、

これは”土鍋で上手にお米を炊いた場合”の味に勝てないのであって、
土鍋は炊飯器では考えなくてよい水加減と火加減に多少なりとも経験値が必要です。
炊飯器を大きく下回る味にもしかねないです。
初めて土鍋(鋳物ホーロー鍋)で炊いたご飯が、芯が残っていたり、べちゃついたり、焦げ付いたりして、それがトラウマで次またトライすることを躊躇する方もけっこういらっしゃるのではないでしょうか。

炊飯器の一番のメリットは

時間に追われて毎日を過ごしている方には絶対炊飯器

「何時に炊きあがっていてほしい」
これは電気炊飯器以外にはできないと思います。

おなかがペッコペコ。
帰宅した瞬間にタイマー炊飯しておいたアツアツごはんを、スーパーで買ってきた総菜とともにかきこむ、なんてことは土鍋ごはんではできないです。

コンロに着火タイマーがついていたらなぁとよく思うのですが、アブないですもんね。

忙しさから現実逃避するため、ストレス発散にじっくり土鍋ごはんというのも良いかと思います(^^)


・土鍋

お米に詳しい知人の話によると、秋冬に鍋物をする普通の土鍋でも美味しくご飯を炊けるらしいです。

僕は普通の土鍋では炊いたことはなく、写真のものを使っています。
これ(写真)は萬古焼で、楽天で5~6,000円くらいだったと思います。

土鍋は蓄熱性がとても高いので、ものによっては(この土鍋もそうなのですが)、沸騰して鍋の蓋の脇から泡が出てきたら火を止めてしまい、余熱で炊き上げと蒸らしを行います。
火を止めるタイミングにより、軽くおこげを作ったりと楽しむことができます。

土鍋も鋳物ホーロー鍋も初めてうまく炊けた時は
「”お米が立つ”とはこういうことか」
と感動すると思います。

今は高級炊飯器は15万円オーバー。
これを数千円の土鍋が味を超えていく。
土鍋派の醍醐味はここですね(^^)

先にも書きましたが、鍋ごとに水加減と火加減のコツを得るまでは失敗も何度かするかもしれませんが、失敗することで鍋への愛情も増え、さらに美味しく感じることかと思います。


鋳物ホーロー鍋(ストウブ、ルクルーゼ、バーミキュラなど)

映え料理を作る方が使うことが多いストウブ、ルクルーゼ、バーミキュラ。
炊き上がりは土鍋同様、その鍋のクセを覚えてしまえば美味しく炊きあがります。

僕はストウブごはんを試してみたくて、写真のココットラウンド22cmを購入しました。
うちは2人暮らしで、1度に炊くごはんは2合のことが多いのですが、2合を炊くには大きすぎました。3合から4合がベストと感じました。

ストウブの長所(→火がじっくり入る)理由でもあり、短所でもあるのがその重さです。

このココットラウンド22cmは本体2.5kg、蓋が1.4kg、計3.9kgほどあります。
お米2合炊こうと思うと、ここにお米300g、水390ccほどプラスされるので、その重量は5kg近くになってきます。

これを毎日の作業として苦にならない方は鋳物ホーロー鍋、いいんじゃないかと思います。

女性でこの重さが気にならないのはすごいなと感心します。
ストウブ沼にハマるのも女性が多いですよね。

結局、僕はこの鍋でごはんを炊くことはなくなり、煮物用として使っています。

その後、写真↑のラ・ココットDE GOHAN 16cmというものを購入しました。
商品名にある通り、お米を炊くことが得意そうな形です。
これはお米2合を炊くにはジャストサイズで形もかわいらしい。
それでも重さは本体1.7kg、蓋0.8kg、計2.5kgほどあります。
先ほど登場の22cmに比べると1.4kg減。
これだとお米2合と水が入って3.2kg。
重さ的には女性でも許容範囲か、まだ重いと思うか、「ストウブ使って料理してるのよ」とアゲアゲ気分で重さを吹き飛ばすか笑

ちなみに、一番最初に取り上げた土鍋は写真のもので
本体1.8kg、蓋0.8kg、計2.6kgで、ラ・ココットDE GOHAN 16cmとほぼ同じ重さでした。

YouTubeを見ていると、ストウブとルクルーゼとバーミキュラでごはんの味比べをしているものがありますがどうなのでしょう、そこまで味の差が出るのか、ご贔屓の鍋が美味しく感じるのかなと思います。
なぜなら、おそらく贔屓にしている鍋は一番回数を使っているので美味しく炊けるコツを知っていると思うのです。
同じ炊き方で試すことは、それらの鍋にとってベストな炊き方ではない条件になるので、比較実験としてはナンセンスだと思います。

ルクルーゼはポップなカラーリングなので、かわいいエプロンを身に着けた女性に使ってほしい(…妄想)

バーミキュラはデザイン的にも色的にも気になるのですが、
・鍋の内側が白くて汚れそう(黒もあるのか詳しいことは知りません)
・内側の鍋底の加工がくっつきそう(ラインが入っている)
・鍋の内側の吹付塗装?がストウブの方がくっつかなそう
という見た目のイメージがあります。
実際に使っていないので”くっつきそう”とか”汚れそうとか”はわからないのですがイメージです。

僕はレストラン、ホテル、給食厨房で働いた経験があるのですが、ストウブ以外の鋳物ホーロー鍋は見ることはありませんでした。
歴史的なものなのか、何か理由があるのかもですね。


・ステンレス多層鍋

こちらもファンが多いステンレス(多層)鍋。
写真はビタクラフトのGOHAN鍋です。
ステンレス鍋で有名なのはビタクラフトの他、フィスラー、ジオプロダクト、ツヴィリング、BMF、タッパウェア、アムウェイなどなどがあります。
最近はジオプロダクトがお値段お手頃で人気なのかな。

ステンレス鍋はストウブなどの鋳物ホーロー鍋に比べて
・軽い
・多少雑に扱っても大丈夫
です。

写真のGOHAN鍋の重さは
本体0.9kg、蓋0.4kg、計1.3kgです。
この重さで本体も蓋もオール5層でできています。
なので、キッチンスケールは2kgまで量れるタイプが多いと思いますが、
キッチンスケールに鍋(ゼロリセット)→米(ゼロリセット)→水(ゼロリセット)と、量ることができます。
炊きこみごはんをする時は量りながら水分を足していけると作業が楽です。

あと、鋳物ホーロー鍋はぶつけて割る、使用していてホーローが剥げるなどが起きることが考えられますが、ステンレス鍋はぶつけて傷はつくかもしれませんが、大勢に影響ありません。
毎日の作業には軽さとタフさが魅力です。

問題としては、写真を撮るときにいろいろ写り込んでしまうことでしょうか笑。普通に料理する分には問題とはなりません。

もう1点、我が家の環境の場合なのですが、ガスコンロを使用してます。
使っているのはリンナイのデリシアというモデルです。
これは土鍋、ストウブ、ステンレス鍋、すべてで起きるのですが、
火を消すまでのどの時点かで一度、安全装置が働いて火が消えてしまいます。

なので、ガスコンロのタイマーを使って炊くと、安全装置が働くタイミングでタイマーがリセットされてしまい、何分火をかけていたかがわからなくなるのです。
そんなわけでごはんを炊くときは100均のタイマーを使います。
ここがスマートではないです(^^;)


◎僕が一番多用している鍋

それはビタクラフトのGOHAN鍋です。
土鍋類で炊いたごはんの味は僕にとってはほぼ横一線。
デザインやカラーリングもそれぞれ良さがあるので横一線。
僕が選んだ差は先ほど挙げました、
・鋳物ホーロー鍋に比べて軽い
・手入れが簡単
それに加えて、
・蓋が落とし蓋である
・目を離していても沸騰したサインがわかる
ことです。

ストウブ、ルクルーゼ、バーミキュラは合わせ蓋で、鍋が沸騰したところで弱火に落とすのですが、火を落としても、蓋の隙間から粘性の水蒸気が飛び散ります。
ビタクラフトのGOHAN鍋は落とし蓋なので、飛び散り具合が軽減されます。(とは言っても飛び散ります)

どうせ掃除をするならいっしょなのですが、僕には気になる差です。

飛び散り度(?)という点では、うちの土鍋は落とし蓋な上に高さがあるので一番飛び散りにくいです。

もう1点、ここが一番決定的な点なのですが、
お米を炊くとき、まずは沸騰するまで中火、そこから弱火にするか火を止めるかするわけですが、コンロに目をやらなければ沸騰がわからず、他の作業をしていれば吹きこぼすこともあるでしょうし、鍋の前に張り付いていたくない。

それが、ビタクラフトのGOHAN鍋は沸騰すると蓋が「カタカタ」と音をたてるのです。
鍋に火をかけている間は、食材を切ったり、食器を洗ったり、テーブルに皿や箸を並べたりと違うことをいろいろするわけですから、目を離していても音でわかることは僕にとってとても大きいことです。


◎まとめ

冒頭に書きました、
その人にとっての優先順位でまず炊飯器か土鍋類かに分かれる
と思います。
そして、実際の味の差もあるのですが、土鍋類で炊くと手間ひまがかかるので愛情の味が加わります。
手間ひまの味や「美味しそう」と思わせる行動がさらに味を良くしていきます。

今回のまとめにふさわしくない考えになるかもですが、料理の過程も大事だと考えます。

おひつにごはんが入っていると食べる前から美味しいと思えてしまいますよね。

美味しさは舌だけで評価するものではないのですから。
本末転倒極まりないですが終わります(^^;)



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