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#フィンテック

Google Payで米国銀行口座開設可能に。P2P送金や割り勘機能も

グーグルは、来年からシティおよびスタンフォード連邦信用組合との提携により、ユーザーがGoogle Payアプリを使って銀行口座を開設できるようにする。
同社は既にスマホを使った決済サービス「グーグルペイ」を手掛けているが、この度PayPalのVenmoやSquareのCashアプリと同様に、友人への支払いをするといったP2P送金ができる機能を追加するなどペイメントアプリを大幅アップデートしており、

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ベンチャーとベンチャーが経営統合した話  ~ 第三章 オルタナティブデータのリーディングカンパニーへ ~

ベンチャーとベンチャーが経営統合した話  ~ 第三章 オルタナティブデータのリーディングカンパニーへ ~

全3章にわたってお届けする、Finatext × ナウキャストの経営統合の物語。
ここまでは林が執筆してきたが、最終章は僕、辻中が筆を取りたいと思う。

なお、第1章から読みたい方はこちらからどうぞ。

見えてきた黒字化第1章と第2章で林が書いた通り、初期のナウキャストはトップライン(売上)がうまく伸びなかったり、ターゲット顧客の変更を含む経営方針の転換などを理由に古株メンバーが離脱したりと、Ha

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アントグループのビジネスモデルを徹底解説

アントグループのビジネスモデルを徹底解説

フィンテックのスーパーアプリを提供し、アリババのグループ会社であるアントグループ(蚂蚁金服・アントグループ・旧アント・フィナンシャル)が株式公開の意向を発表した。アント・フィナンシャル(アントグループ)は香港と上海で同時上場を目指すという。IPOの評価額は2,000億ドルと予想されており、これは中国の最大手銀行に匹敵し、欧米の銀行よりも規模が大きい。

10億人以上の顧客、支店はまだない金融サービ

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ゴールドマン・サックス、ロボアド参入へー商業銀行No1へ攻めて攻めて攻めまくる!!

ゴールドマン・サックス、ロボアド参入へー商業銀行No1へ攻めて攻めて攻めまくる!!

GS、ロボアド参入へ
FTによるとゴールドマン・サックスは来年から個人向けに資産管理Webサービス、いわゆるロボットアドバイザー(ロボアド)を2020年にも提供する予定だという。それまで主要な収益源がBtoB向けの投資銀行業務だったゴールドマンは、ここ最近、商業銀行のマーカスの設立に始まり、アップルと「アップルカード」を共同開発するなどBtoC向けの金融ビジネスの開拓に一気に舵を切っていた。この「

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