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ピアノ修行inフランス。最終日

Bonjour、おはなです。

フランス語力、ゼロから0.8くらいになった私です。

10日間のピアノマスターコースが無事、修了しました。

異国の現役音大生はレベルが高くって、圧倒されてばかり。

コンサート前は逃げ出したかった。

先生に励まされて、またなんか色々な感情がわいてきて涙。

パリピアノ国際アカデミーの同じ門下生は、私を含めて5人。

最終日のコンサートも無事終えて、ランチに誘われて嬉しかった。

講評は通訳さんが来られなかったので、なんとか英語で…

音楽表記は世界共通で同じだから、助かった。

同じクラスの女の子が「今日は通訳さん来るの?」って心配してくれてたけど、

「こない。分からんくても、ウィ。(はい。)って、言うしかない。笑」

って言ってたら爆笑してくれて、嬉しかったな。

スタインウェイのフルコン

コンサートホールのピアノは、スタインウェイの9フット。

最高最高最高の音!

シューベルトのピアノソナタと、
リストの愛の夢第3番。

今までに経験したことのないくらい響くし、聴こえる。

毎日、7時間近く練習してたから、指の皮が固くなった。

講習会のピアノは、ほとんどヤマハ。

オー!ジャパンがこんな異国で大活躍しとるやないかいって嬉しかった。

最終日のオフは、パリの中心地オペラ地区へ。


ルーブル美術館

高校のときにも来たっけな??なんて思いながら訪問。

マドレーヌ寺院

お土産屋のおじちゃんが世間話してくれて嬉しかったよ。

1人って心細くて。

何かを見て感動したり驚いたり嬉しかったり悲しくても、

そのとき共感してくれる人がそばにいないっていうのは

寂しかったな……

だから、観光も午前中でさらっと見終えて帰ってきちゃった。

もう、パリのバスもメトロも乗りこなせるようにもなった。

相手がなに言ってっか分からなくても動じず、

ふーん??っていう対応もできるくらい強くなった。

この10日間で、ピアノレッスンを含めて悔しい思いもしたし

1人ぼっちのパリで怖い思いも、むかつく思いもして

ホームステイ先では、休暇中の別家族が泊まりに来て、うるさくて眠れず、

でも、また少し図太くなることができた。

かわいいお部屋をありがと、マダム

そして、この10日で痩せました。

だってパンなんだもんね…パン…あんまり好きじゃないんだもんね…

味は美味しいと思うんだけど、私にはしょっぱくて。

あとなんだか、ずっと気を張っていて、食欲もわかないね。

だけども、明日はまたパリからウィーンへ行きます。

今度はウィーンのマスタークラスに参加。

「どうせ行くなら、2つ受けてみてもいいですよね!」

と提案してくれたサポート会社のお姉さん。

そしてそれに乗った、やる気みなぎる数ヵ月前の私。

今の私は、心身ともにとても疲れています。寝不足です。

またゼロからのマスタークラス参加は、メンタルが持たないかもしれません。

やるしかないんだ、やるしか。鼓舞。

奮い立たせるんだ、あのスタインウェイの響きを感じたときのように。

ウィーンはきっといい街さ。

パリのように、永遠と母国語で語りかけられることもないでしょう。

街中がスプレーの落書きや、ごみに溢れる道でもないでしょう。

バスの窓ガラスに頭突きしてくるおじさんは、きっといないでしょう。

今度はホテルだから、気が楽です。トレビアン。

また、ウィーン滞在日記を更新します。


ボンジョルネ!よい1日を!


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