映画にまつわる思い出
八日目の蟬
時々、見返したくなる映画です。
じっとりとずっしりと重く、でも最後の最後にちょっと晴れやかになれる。
この晴れやかになる直前のシーン、2時間20分あたり(アマプラで確認した)
井上真央ちゃんの台詞がズーーーンときて号泣した思い出があります。
ウィキペディアによると2011年4月29日公開だそうですが
たぶん、その1~2年後にテレビで見たんだと思う。
絶賛引きこもりの時期。
過去の行い全て、楽しかった事までも過ちで、記憶全消去しようとしてた。
かおる(えりな)が幼少期を過ごした町、暮らした家を探しながら
楽しかった思い出、悲しく辛かったこと、抑えていた気持ちが溢れる姿…
なんとも形容しがたい思いが共鳴してしまう。
あの台詞を聞いた瞬間
うわぁあああああああああ
って、前触れゼロでブワーーーって涙が出てきた。
忘れたくなかったんだ私も・・・
って気付いたというか思い出したというか思い直したというか…
幼少期から20年ちょい過ごした、ボロッボロで小っちゃい家。
貧しかったし、辛くて苦しい思い出がいっぱいあるけど
うちが越したらすぐ壊されて駐車場になってしまったけど
今でもあそこが私の家で、あの町がほんとうの故郷。
好きとか嫌いだけじゃない「なにか」がそこにはある。