ブルースが生まれた時

年末は音楽番組が増えますね。様々なミュージシャンの演奏を聴いて刺激を受けました。音楽性が合うとか合わないとか以前に、人が楽しそうに好きな音楽をやっていること自体がエネルギーに満ちていて楽しいです。毎日Mステやってほしいなあ。

病気の辛さを感じずに済むように感情の扉を閉ざして暮らしています。すると曲や詩が書けなくなりました。何も感じないようにしているのだから当然ですね。感受性も感性も意図的に鈍くしているのです。

そんな今の私ですが、具体的な内容を伴う文章を書くことに限界を感じ始めました。個人としての自分を出そうにも本来の自分が好きな生活を送っているわけではないし、目立つこともしていないし、人の共感を得やすい状況にもありません。孤独を訴えたところで意味もありません。

ブルースはかつて労働者の音楽でした。私もまた病気に囚われた一種の奴隷のようなものです。

途方もなく大変なある日、入浴介助を受けながら繰り返し繰り返し家族と二人で蛍の光を歌い続けた時、ブルースの起源を肌身に感じました。苦しみを言葉にしても何の意味も持たない時、音楽が空白を埋めてくれるのです。

病気のために聴覚が過敏になり、音楽も以前のようには聞けず悔しい思いをしていますが、自分の中の音楽は絶やさないでいたいです。歌詞とは異なり詩にはメロディーがありません。余白の部分だけ書く人にも読む人にも自由があります。暮らしの中から詩を書くことで何か癒しを見出せればと思います。


ありがとう とは
なかなか言えへん
照れてんのか いまさらなんか
わからへんけど

冗談やったら言えるんやけどな
ほんまおおきに
いつもお世話んなってます
とか言うて

うちらほんま仲良なったな
昔のことなんて
まるでなかったみたい
全部なかったことにしてしまおか
そしたらもっと仲良なるかな
そしたらもっと前向けるんかな



HAPPY LUCKY LOVE SMILE PEACE DREAM !! (アンミカさんが寝る前に唱えている言葉)💞