2月12日(水)すみっコぐらしと四季
うちの近くには「いつものスーパー」と「ちょっとだけ遠いショッピングセンター」がある。
食品の類はいつものスーパーの方が品質が良いため、そちらを利用することが全体の80%を占めている。
ショッピングセンターには無印良品やら電気屋さんも内包されているので、特別な用事の時は、そっちに行くこともある(いちいち書くのが面倒やけど、行ってるのは私ではなく家族)。
そんな時、私はいつもリクエストをする。「すみっコぐらしの売り場を見てきてね」と……
すみっコぐらしのことは病気になってから知ったので、実は、生で売り場を見たことはない。どんな風にぬいぐるみが並んでいるのか、きっと夢のようにかわいいんだろうけど、写真越しにしか見たことがない。
だからそこは想像力で保管する。まるで昔の、外国に行ったことがないのに『赤毛のアン』の翻訳を行った翻訳家さん(村岡花子さん)のように、すみっコぐらしの売り場を想像する。
すみっコぐらしは、数ヶ月ごとに新しいテーマのシリーズを発売する。たとえば今は「喫茶すみっコでいちごフェア」である。いちごのたくさん乗ったケーキやパフェを頬張るすみっコたちの姿が描かれた文房具や雑貨が全国のお店で販売される。
流通とは物体が各地に届いていくことだ。我が街のショッピングセンターにもいちごフェアのグッズが届き、母がそれを買い求め、私の元に持ち帰ってくれて初めて、「ああ、もうすぐ春が来るんだな」と感じることが出来る。
寝たきりの生活には四季が乏しい。季節を感じる情報源は、窓越しに見える木々の濃淡の差、風の強さや冷たさ、空の色、雲の形、虫や鳥の違い、そんなところだ。範囲が小さなものを観察し続けるからこそ細かな違いに気付けるというのはあるけど、暦の変化に気付くのは難しい。
すみっコぐらしのテーマが変わるごとに、また新しい季節が来たんだなと思う。
豆まきをして、花見団子を食べて、いちごフェアをして、梅雨の雨に降られて、海に遊びに行って、ハロウィンパーティーをして、クリスマスにお正月、気が付けばまた豆まき……
すみっコたちの毎日がずっと続いていくといいな。ヴィヴァルディの四季もすみっコぐらしの四季もどっちもだいじ。
🍓
【できごと】
そんなわけですみっコぐらしの手帳を買ってきてもらった。体調記録は意外と続いているのだけど、手持ちの手帳(雑誌付録)だと紙質がザラザラで書き味が悪く、どうも腕が痛くなるので新しいものに変えたいのだ。
すみっコぐらしの四季が移り変わる様が手帳にははっきりと現れていてかなりかわいい。本当にありがとう……と思った。
体調記録を続けるコツ
・見開きで俯瞰して比較できるようにする
・マンスリーのページに顔文字程度で記録していく
・書けない日=書けないほどに具合が悪いと解釈し、飛ばす
・見返して悲しくならないよう、かわいい感じに保つ
おわりの国
HAPPY LUCKY LOVE SMILE PEACE DREAM !! (アンミカさんが寝る前に唱えている言葉)💞