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本当の競合を見つけ出す(毎日投稿71日目)

皆さんこんにちは。わたるです。

今日は

本当の競合を見つけ出す

というお話をしたいと思います。

実際の企業を持ち出してのお話になります。

是非最後までご覧ください!!


1.家庭用ゲーム機の明暗を分けた任天堂の戦略

2009年の話にはなりますが、家庭用ゲーム機は熾烈な競争をしていました。

大きく3つの製品が台頭していました。

任天堂のWii

SONYのプレステーション

マイクロソフトのXbox

この3つです。

結論から言うと、Wiiが約1億台を売り上げ競争を勝ち抜きました。

プレステは約9000万台、Xboxは約9000万台の売上という結果になりました。

では、任天堂はどのようにしてこの競争に勝ち抜いたのでしょうか。

ちなみに言うと、ゲーム機の性能では積んでるエンジンを参考にすると任天堂のWiiが1番低スペックでした。

その中で、最大売上を勝ち取ったわけです。

そこには任天堂の競合に対する考えがありました。


2.本当の競合相手

普通に考えると、任天堂からすると競合相手はSONYとマイクロソフトになります。(家庭用ゲーム機市場における)

ですが、任天堂は

「本当の競合は別にある」

と考えたのです。

任天堂は、Wiiをゲーム機としてではなく家電として捉え戦略を練ったのです。

そうすると、競合相手は家電製品のメーカーとなり家庭用ゲーム機の市場だけではなく家電製品の市場で勝つことを考えなければいけません。

そのように考えた結果が

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この見た目になります。

確かに、他のゲーム機に比べると少し可愛らしい印象がありませんか?(笑)

プレステーション、Xboxは角ばった黒い箱のようなイメージがありますが

Wiiはこの白い置物のようなイメージが先行します。

こうすることにより、一家に一台という家電のイメージを彷彿させ購買しやすくさせました。(他社のゲーム機に関しては、ゲーム好きな人の部屋に一台というイメージが先行します)

加えて、ゲーム初心者の人にとって一番厄介なのが操作性です。

ゲームをあまりやらない人にとって、従来のゲームコントローラーは少し抵抗があります。

しかし、Wiiは

・縦棒の様なコントローラー

・体の動きと連動させたゲームアクションが含まれるソフト

を発売することで、この抵抗を拭ったのです。

こうする事で、お母さん世代も抵抗なく購買に進める事ができますもんね。

後、このコントローラーを仮にテーブルの上に置いていてもコントローラー感がないのも要因として大きいのかなと個人的に思っています。

また、その他にも任天堂が勝利をおさめた理由はあります。

例えば、自社でしか使用できないキャラクターが豊富である事です。

マリオもポケモンも任天堂のゲームでしか目にしませんもんね。

このような

任天堂でないとダメな理由

をキャラクターとして保持しているのです。


3.本当の競合は誰なのか

前述したように

本当の競合は誰なのか

を意識する事は大切なのかもしれません。

例えば、僕が大学時代にやっていたマジシャンを例に上げてみましょう。

僕は特段クロースアップが上手というわけではありませんが(笑)

任天堂の例を参考にすると

マジシャンの競合相手は他のマジシャンではないのかも知れません。

お客様が非日常を味わいたい、場を盛り上げるという観点から考えると

本当の競合相手は、

マジック市場だけではなく、マジック市場を含めたエンターテイメント市場なのかもしれません。


4.おわりに

本日は、本当の競合を見つけ出すというお話をしました。

やはり、過去の商品やサービスから学ぶ事は物凄く多いですね。

僕が新卒で入社する市場ついても今後もっと学んでいこうと思います!!

本日も最後までご覧いただきありがとうございました😌

それでは!!


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