見出し画像

タイのボーイズラブ・ドラマ旋風が日本に巻き起こる確率「100億万%」である理由

2003年の『冬ソナ』以来、

韓流ドラマが人気を誇ってきた日本だが、

今、新しい旋風が巻き起ころうとしている。

それがタイのBL(ボーイズラブ)ドラマだ。

画像2

ボーイズラブと聞いて、皆さまはどのように感じられるだろうか。

男性×男性

今、私がいるタイはともかく、日本国内では、江戸時代に「ご法度」とされていた関係性であり、現代もなかなか受け入れづらいという人の割合が他の国よりも多いイメージがあった。

しかし、

画像1

本日、2020年9月11日、

『2gether』というBLドラマの主演、

Bright(ブライト)&WIN(ウィン)が

日本初の「撮りおろしグラビア」が雑誌の巻頭を飾ったのだ。

私には衝撃だった。

純粋に「今何が起こっているのか」という感情があふれ出た。

====

少し、タイでのボーイズラブが映像化した歴史を遡ってみたい。

画像3

タイの観光名所の一つに、「ニューハーフショー」があるように、様々な場面で、性がオープンな国「タイ」。

このタイで、大々的に映像化されたのは2007年のことだった。

タイトルは、「Love of Siam」

画像4

サイアムスクエアというショッピングセンターを舞台として繰り広げられる、MewさんとTongさんの幼馴染・BLストーリー。

この映画を見たタイ人女性の友人は、当時を思い出してこう語る。

「今まで見てきた、どのラブ・ドラマにも当てはまらない感動があった。心が大きく揺さぶられ、新たな扉が開いた感覚があった」

こちらの映画は、とくに女性に大ヒット!!

そして、この出来事を皮切りに、
タイ国内でのボーイズラブ旋風はとどまるところを知らず、

・2moons2 The Series
・Dark Blue Kiss
・He’s Coming to Me
・TharnType The Series
・Until We Meet Again
・Theory of Love
・The Effect
・2gether the Series(上記のドラマ)

など、映画・ドラマ等映像業界を席捲していった!

タイの男性が沸くのは何となくわかる、でも

タイ人女性がドはまりする理由は何なのか

====

画像5

タイの掲示板「Pantip」でボーイズラブ関連の記事を50記事以上読んで、私が理解したのは、

男性同士の恋愛を描くことで、女子たちは自分と完全に切り離して、客観的にストーリーを楽しむことができる!!!

ということ。

もう少し詳しく書いていきたい。

皆さんが掲示板に書かれていた内容に多かったのは、

『女子は、大人の恋愛をする前に、身体を触られるなどのセクハラの経験を多かれ少なかれする。そして、それらのような、愛のある行為ではなく、自分を単なる肉の塊のように扱われることに、大きな嫌悪感を感じる。

女の裸体を嬉しそうに眺める男性のことも、女からすればわからない。

だけど、恋愛にもスキンシップにも興味がないわけじゃない。

好きな人と触れ合いたい。でも、実際に異性間交流で、自分の身に起こることだと思うのは恐ろしい。その葛藤の末に、自分とは距離を置いて楽観的に楽しめるのがBLだ』

ということ。

多くのBLストーリーは、片方がノンケであることが多い。

「え? そんな、やめてやめて!」と躊躇して、
抵抗する。そのとまどい方は女性そのもの。

でも襲われるのが女性だとしたら……自分の経験と重なって、ちょっと恐い。男女のエロを描くティーンズラブコミックも、そこらへんはたいへん繊細なところで気を遣っている気がしている。

またBLは「禁断の関係なのがいい」という意見も!?

結ばれてはいけない関係の2人。今はだいぶLGBTという言葉も浸透して、同性愛が禁断ではなくなってきましたが、BLの背徳感がたまらないそう。

確かに、あの禁断っぽさは男女ではなかなか作りにくいと思う。

自分自身を重ねることなく、

あっけらかんと恋愛・微エロを楽しめるのが タイ人ガールにとってのBLなのだというのが、私の結論。

====

画像6

では、このBLが日本で

100億万%はやると感じる理由。

それは、万国共通で近代の女性は、

上記のような同じ悩みを多く抱える機会が多いと感じるからである。

これは完全に個人的な意見ではあるが、

最近の日本の恋愛は難しい!(自分が上手くいっていないことは、内緒中の内緒!笑)

男性・女性ともに一緒に社会で活躍することが重要だと感じていることは先に伝えておくが、女性側からすれば「別に男性に経済的に頼らなくてもよい」という側面が、昔よりは少しずつ大きくなってきている気がする(もちろん子育て等お互いが協力しあうということは大切であることは前提で)。

また、SNSなどオンライン上で生活をすることが増え、一部のパリピ(過去、私も数か月属したことはある)を除き、なんとなくリアルの出会いも難しくなっているのかもしれない。

草食系男子、いやロールキャベツ系男子など、様々な男性も登場!!

そんな中、ヒーローのように

タイからのBLブーム・旋風の到来**

これは、日本人女性の心を大きく癒し、掴んで離さないに違いない。

====

画像7

もちろん、三次元に限らず、タイでは漫画にもなっている。

1つ書き忘れたタイでBLが流行っているもう一つの理由は、

画像8

このようなドラマの中で恋仲だった二人が、プライベートのSNSでも、ドラマ以上に!?仲がいい様子を発信していることにもある。

タイでは、オンライン情報、特にSNSは政治をも動かすほど大きなポジションを握っており、そのような中で、ドラマの枠を超えたミステリアスな関係がみられるとなると、心がざわつきますよね!!(*^^*)

・もしかしたら本当に?
・今日、サファリパークで2人が手をつないでいた!?

など、頻繁にニュースになっている。

====

最後になりますが、

今後、タイからのボーイズラブ旋風が、

日本に巻き起こったとしても、

私自身、しっかりと男を磨いて素敵な女性と人生を共に歩める日を迎えられるように頑張りたいと思う今日この頃。

そして、このタイのボーイズラブ・ドラマ旋風が巻き起こることで、タイと日本の距離が一層近づくことを願っている。

是非、タイのボーイズラブ「2gether」について、気になる人は見てみてください☆

なお、末筆ではございますが、

今回の記事の中で、不快に思われるような表現、「男性とは、、女性とはこういうものだ」という表現で気分を害されてしまった方がいらっしゃる可能性もあると考え、先にお詫び申し上げます。

非常にセンシティブな内容ではあるものの、是非タイのことを知る一つの入り口として、ボーイズラブドラマも注目してほしい!という目的で記載させていただきました(*^^*)

それでは、みなさん良い1日を!
サワディーカップ♪

この記事が参加している募集

いただいたサポートで、あなたの地元についてタイ人目線で記事を書かせていただき、タイテイストで魅力をPRします🎉ขอบคุณครับ あと、日本観光をタイ人に広めるFacebookアカウントの広告代として大切に使わせていただきます☆一緒に日本の魅力を発信しましょう(*^-^*)