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【最新情報をタイ現地よりお届け(6月15日時点)】ぶっちゃけタイの感染者って多いの?/海外旅行再開っていつ頃なの?

「早く海外旅行にいきたい!」
「いつから国際線は再開するんだ?」
 旅行好きの皆さまやインバウンド(訪日観光)関係者にとっては、とても気になることではないかと思います!こちらの問いに対して、6月15日現在で答えられる範囲でタイやニュージーランドといった視点から現時点の最新情報をまとめてみます♪
 もし、こちらの記事以外に「こんなことも言われているよ!」など、情報お持ちの方は是非コメントにてお書きいただき、交流させてください^^

1. オーストラリアの動きとタイの動き

 世界の国際線の再開、国際観光の復活を牽引しているといってもいい国がオーストラリアです。オーストラリアは、5月中旬からニュージーランドとの2国間での国際線の再開を検討し始めており、7.月にもこれが実現する見込みです。2019年、ニュージーランドを訪れたオーストラリアからの観光客は150万人(海外からの観光客全体の40%)、オーストラリアを訪れたニュージーランドからの観光客は140万人と両国共に観光という面では大切なパートナーです。オーストラリアは、お互いの国がコロナを適切にコントロールできていると認めた上で14日間の拘束義務など制限がない状態で、両国間の交流を再開しようとしています。

 上記のような、社会的、経済的に結び付きの強い隣国が、ひとつの大きなバブル(泡)の中に入り、その枠組みの中でコロナ感染を防止しながら旅行の選択肢の幅を広げることを「トラベルバブル(Travel Bubble)」という言葉で表されるようになっています。では、このような状態となるために必要な「条件」について、私が理解している範囲で下記簡潔にまとめます。

<トラベルバブルが組まれる条件>
1. 対象国がコロナ感染の抑制に成功し、コントロール下にあると認められること。
2. 両国間がお互いの空港で迅速なコロナの検査が実施可能であること。
3. 14日間の自宅待機などの制限なしに両国が渡航を許可することに同意していること。
4. コロナ前に観光交流/航空を伴う経済交流が積極的に行われてきた背景があること。

 PRACHACHAT.NET(タイ語ネットニュース)によると、現在タイもトラベルバブルを形成し、限定的な国際交流を再開しようと考えているとのこと。タイでは、現在国内旅行の再開にむけた取り組みにも力を入れているところなので、6月下旬から国内旅行の活性化を狙った政治策などを実施して、8月頃までには当該トラベルバブルを形成した上での渡航制限の解除を狙っているようです。

 第一弾(8月頃)の対象国は、6月上旬の報道ではオーストラリア、インドネシア、マレーシア、台湾など多くの国を対象としており、日本もこちらの対象に含まれておりましたが、本日6月15日の観光スポーツ省大臣の会見には、日本という国の名前が含まれておりませんでした。東京の感染者数の増加を踏まえての判断の可能性が高いとのことです。

 タイ国政府が考えている制限の解除対象者については、ビジネスマン(ビジネスパートナーと調整する必要のある企業や代理店、事業契約などに伴う渡航者等)タイで治療を受ける方々(サミティヴェート病院といった大病院の常連客等) の2組が考えられています。

 当該2組については、タイの空港で発熱テストやコロナ関連の検査も必要に応じて実施する予定とのこと。また、空港からの移動についても専用車を用意することが想定されていますので、実際に渡航をするという段階に入ってもある程度の事前手続きは必要になるということを頭に入れておいたほうが良さそうです。

2.タイのコロナ感染者数など現状は?

 日本の方とお話すると、「タイの方が医療環境も整っていないし危険なのでは?」「感染者多いんでしょう?」と電話の中でおっしゃることも多いのですが、実はタイ国内の感染は5月25日を最後に確認されておりません。インド等海外から帰国したタイ人の感染は今も確認されていますが、徹底した外出禁止令等ロックダウンが功を奏したのだと感じています。

 ただし、現在も緊急事態宣言は発令中で第2波が国を襲った際にはすぐに対応できる準備を進めているとのことです。そのほか、上記した夜間外出禁止令は15日から解除し、飲食店での酒類の販売の提供も開始、国内旅行を対象としてプーケットを開放するなど、徐々に緩和が進んでいます。

3、日本とタイ間の海外旅行復活はいつ?

 写真は、パタヤから船で約30分でいける「ラーン島」というところの写真です!タイのビーチらしい景色を見てみたい、久しぶりに南国の海に飛び込みたいという日本の皆さまも多いのではないでしょうか。
 
 私が、タイ航空当局やICEの旅行会社への聞き込みの結果、現時点で把握している国際線再開までの流れを①コロナが早く収束した場合②コロナが緩やかに収束した場合の二つのパターンで記載いたします。

【①コロナが早く収束した場合】
・(8月~)タイと日本のビジネス客/医療関連渡航者の往来がスタート。だし、1日250人など制限がある(250人は中型サイズの飛行機1機分)。
・(9月末~)技能実習生や留学生が渡航し始める。
・(11月~)観光客が人数制限を設けた形で往来し始める。
・(年明け1月~)自由に往来が可能となる。

【②コロナが緩やかに収束した場合】
・(9月~)タイと日本のビジネス客/医療関連渡航者の往来がスタート。だし、1日250人など制限がある(250人は中型サイズの飛行機1機分)。
・(11月~)技能実習生や留学生が渡航し始める。ただし、預金残高証明書などが必要となるなど条件が厳し目に設定される。
・(年明け1月~)観光客が人数制限を設けた形で往来し始める。
・(3月~)自由に往来が可能となる。

 以上を見ていただくと、意外と早く落ち着き始めると感じる人、逆に予想以上に遅れると感じる人、いるかと思います。私が多方面から収集した情報を基にすると、総論としてはこれらが現在の状況です。

4、 最後に

 以上を見ると、「タイからのインバウンドに取り組む意味がないような・・」という考えを持つ方もいらっしゃるかもしれません。
 そんな方や日本の皆さんに見ていただきたいのが、JNTOタイ語Facebookのこちらの投稿です!ICEより情報をいただいたのですが、こちらの投稿には日本へいきたい!日本が恋しい(คิดถึงญี่ปุ่น:キトゥン・イープン[イープン=日本])という声がたくさん届いています**また、Booking.comの調査でもコロナ収束後に訪れたい海外の地域の一位に東京が選ばれるなど、非常に多くのタイ人が日本へ行きたいという気持ちがあります。
 是非、あきらめずに一緒にタイからの訪日に取り組んでいただきたいと思います!!!また、日本の皆さまにも、タイ人が日本を観光することを快く受け入れていただけますと幸いです。

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