消された心臓　と　オシリスを探しに。

お仕事を急足で終え、
身支度を整え
45歳の終わりの日。
躊躇っていた場所へ行って来ました。
古代エジプト展

ライデン国立古代博物館所蔵 古代エジプト展｜公式サイト

ミイラに会うのがちょっと怖くて。
でもどうしても、消された心臓とオシリスを観たくて
いざ。。。ゲレーの街へ。。。

久しぶりの美術館。とArtbookshop。

さあどこから上っていくでしょう。。。

なんでもないエスカレーターで。。。

光遊び。
実際はこんなふうに見えませんが、こんな色なら楽しいな。
会場へ行くまでも、写真を撮ると楽しくなります。
ぼっち遊び。。。

10階　チケットを買って。　
緊張しながら会場へ。
3000年前にちょっと近づく。。。


エジプト展
紀元前30年まで約3千年にわたる古代エジプト文明
当時の人々は永遠の生を信じ、死者の来世での生活のため、ミイラとして保存されました。
装飾や呪文も施されて、棺に収められたそうです。
副葬品の中には、宝飾品から日用品までと多種多様。
中でも働く人形『シャブティ』は死者の代わりに働く人形なので、365日分納められていたそうです。
作業をサボる人形がいないか、監視する人形もいるなんて、死後の世界も　“すごい‼︎”  がいっぱいありそうです。
行く前に新聞記事から情報を得ていたので、
実際に触れてみるとなるほどがいっぱいでした。

後期王朝時代に作られた『ホルの外棺』
来世に向かう旅路案内　死者の書棺には死者の書の絵が描かれています。
その一場面に天秤の画があります。
その天秤では、真実を表す羽根と、死者の心臓の重さが測られ、釣り合うことで楽園アルルへ導かれるそうです。

会場に入り、エジプトの歴史を辿り3000年前に近づく。。。
色彩豊かなリトグラフ(※色には意味があるようです。黄: 太陽、黒:肥大な大地、赤:砂漠や火、血、青:ナイルの水や空、万物を産み出した原初の海)や発掘調査の様子、数々の供養碑、石碑、像(※オシリスの妻イシスの像、トトの神の像、月の神の像、イクニューモン。。。特にイクニューモンがかわいい）
装飾品もとても素敵でした。
◉護符とビーズの首飾り:金、トルコ石、紅玉髄(カーネリアン)など
◉黄金の耳飾り:金
◉雄牛の耳飾り:金、ガーネット、エメラルド
◉ホルスの目がついた首飾り、スカベラがついた首飾り:ファイアンス、紅玉髄、ガラス、金
◉ガラス製ビーズのついた首飾り:ラピスラズリ
壺などに使用されていた方解石もとても綺麗でした。

古代エジプトの青い焼き物　「ファイアンス」

そして
ミイラの置かれたお部屋へ。
立てた状態のミイラ棺。迫力がありました。
わたしはパネシィの外棺に惹かれました。
顔のバァが別の木材で作られていて、とても惹かれました。
（※数々の青銅をみたのですが、バァ、心臓スカラベは大変興味深いものでした。醸造所の模型も。。。)
そして、
記事を読み、わたしが実際に観たいと思った『ホルの外棺』
記事によると
ホルの外棺には心臓の画が削られ消してあったとのこと。
またオシリスを意味する文字も削ってあったと。
これも実際に観たいと思ったのです。
記事を読まなければ消された心臓と消された文字など
気づきもしませんでした。
確かに消されていて
文字は薄ら。
心臓は消された部分が白くなっていました。

それにしても　
なぜ消されたのでしょか？？？

ミイラの作り方や実際にミイラを目の前にして
やはりちょっとドキドキしました。
ただ最後の見どころ。。。
CTスキャンで解析した結果画像とミイラを目の前にすると
なぜか科学的な要素が怖さを遠ざけてくれました。
技術の進歩はすごい‼︎

上手く伝えられませんが、
魂の大切な行き所を感じたエジプトの旅でした。
なんとなく自分の胸に手を当てたくなりました。
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その他気になったこと
【棺の色】
黄色:太陽
クリーム:ミイラの亜麻布
黒：肥大な大地
黄土色:パピルスや碑
有翼スカラベと蓮の花
棺に描かれた羊頭のハヤブサ(再生と昼夜の循環を象徴)
有翼日輪
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帰りはお土産いろいろ。坊主くんの好きそうなヒエログリフ。。。

どんよりした雲のした。晴れ間がみたいな。。。

どんよりな隙間からうっすら光。
巻積雲（鱗雲 鯖雲 鰯雲）の隙間から
夕陽の残り光がうっすらと。うっすらと。
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Art Book shopで見つけた本

空の辞典

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