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夕飯のおかず位気になること

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#本

刑務所わず(堀江貴文)

堀江氏にまつわる騒動や刑務所に収監されていたことはテレビ報道で知っていたが、氏にあんまり良い印象を持っていなかったので、その後の彼がどうしているのか知ろうとも思わなかった。そしたら先日堀江氏が「しくじり先生」に出演しているをたまたま見た。内容をあんまりよく覚えていないが、さすがに話が上手だし、未知の世界である刑務所内の話はとても興味深かった。そして今度は図書館でこの本に出会う。

「しくじり先生」

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「だから人間は滅びない」(天童荒太)

その書名にドキッとして思わず手に取った。天童荒太氏と言えば作家として有名だが、これは新書の本だ。いろんな期待を持って読み始めると、衝撃的な書名とは裏腹な、暖かな人たちの厳しくも優しい取り組みが紹介されていた。

この本は、社会起業家と言われる社会問題に目を向けた取り組みを行っている人たちと天童氏との対談で構成されている。「災害」「農業」「貧困」「子育て」などに関わる取り組みが紹介されており、どれも

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「見えないから見えたもの」(竹内昌彦)



これは全盲の竹内氏が自身の半生を綴った手記である。竹内氏は幼い頃に病で視力を失う。聡明なご両親は彼にさまざまな経験をさせることで、健常者以上にたくましく育てる。明るく前向きで体も大きく育った彼は、大学を出て盲学校の教師となる。後に教頭まで勤めて退職した後、今度はモンゴルに盲人のための学校を設立する。

↓著者のHPはこちら。
「拝啓 竹内昌彦先生」

健常者である私には「目が見えない」という世

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「ことば・表現・差別」再考(おとなの学び研究会)

最近LGBT問題についていろんな人とやり取りしたこと、また日本という国における沖縄や北海道の立ち位置を考えたりする中で、「差別」についてもっと勉強したいと思っていた。そんな時に出会ったのがこの本。

「「ことば・表現・差別」再考」(おとなの学び研究会) ←amazonさんより。

概要この本は部落解放•人権研究所発行の「ヒューマンライツ」という雑誌の、リレーコラムをまとめたものだ。権利運動関係者、

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