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【#Real Voice 2023】 「感謝の9ヶ月」 2年・中根大晴

早稲田大学ア式蹴球部に入部し、2年目となった今シーズンももう残り少なくなってきた。
まわってきた私の部員ブログの番。
このブログを書くにあたって1月31日から今日までの9か月弱を振り返ってみた。


ア式2年目、この環境への慣れからか去年よりもたくさん挑戦できるようになった。また、今年は多方面からの新たな出会いや刺激もあり、私は大きく変わった気がする。


1月31日、兵藤監督を迎え、2023シーズンがスタート。
今シーズンは監督・コーチとたくさんコミュニケーションをとろうと決めた。実際、去年とは比べものにならないくらいたくさん話している。その結果ありがたいことに、今年はいろいろなことを任せてもらえるようになった。
兵藤監督からの、「ゲームの空き時間に少しフィジカルを入れてほしい」、「スプリントトレーニングをお願い」や
小澤さんからの、「ディフェンス入れる?」
内田さんからの、「大晴メニューのハイパワー・アジリティを入れます。」
金子さんからの、「サーキットのメニューは大晴任せるよ」
稲葉さんからの、「リハビリのストレングスのところ見てほしい」
松島さんからの、「GPS一緒にまとめよう、グラフ良いね」
浅木君(4年・浅木柊人 / 学生トレーナー)からの、「パワートレーニングのメニュー何がいいかな?」など
これらが本当にうれしかったし、自信になった。


新しい出会いも多くあった。

3月7日、秋本真吾さんとの出会い。
秋本さんは今年から早稲田大学ア式蹴球部スプリントコーチに就任していただくことになった。そしてこの日は第1回のスプリントトレーニングの日。最初に座学をしてその後に実際にトレーニングするという流れ。
今までサッカーにしか携わったことのない私はスプリントの勉強をしたことがなかったため、非常に楽しみだった。内容はもちろんのこと、伝え方もめちゃめちゃ上手くて、座学が終わった後、私はスプリントについて秋本さんからもっと学びたい、学ばなきゃと思った。グラウンドでの実技、私も選手に混ざって参加し、後日、スプリントトレーニングの動画も見返して勉強。さらに、ウォーミングアップで行うミニハードル走のフィードバックをもらい、どういったところに着目しているのか、どう改善したらよいのかなどを、動画を見て確認した。これを繰り返しているうちに徐々にスプリントについて理解が深まった。そして、秋本さんがいない日にもウォーミングアップでスプリントドリルをしたり、ウォーミングアップとは別でスプリントトレーニングを取り入れたりするようにもなった。最近では、璃太くん(4年・森璃太 / アルビレックス新潟 2024シーズン加入内定)や陽琉くん(4年・奥田陽琉 / 柏レイソルU-18)、暖(2年・瀧澤暖 / コンサドーレ札幌U-18)が私と個別でもスプリントトレーニングをしてくれるようになって、非常にうれしい。
スプリント指導というフィジコ(フィジカルコーチ)としての新しい武器ができた。
また、8月に秋本さんと2時間ほど2人でお話しする機会があった。その時に行動することの重要性についても学んだ。秋本さんにはこの半年間でたくさんのことを教えてもらった。


栗林さん(栗林史浩さん)との出会いも私にとって大きな出来事だった。
今年からア式に関わっていただくことになり、トレーニング前に選手への個別アプローチやリハビリなどいろいろなサポートをしてくださっていて、選手からの評判も非常に高い。機能改善であったり、トレーニング指導であったりと栗林さんから学ぶことがたくさんある。
海外クラブや日本代表のトレーナー経験もあり世界を知っているというのも、海外にも興味がある私にとって、大きな出会いだと思った理由の1つ。
以前栗林さんとのお話のなかで、海外で日本人が片手で抑えられただけで1歩も動けなかったという話があり、私はそれに衝撃を受けたと同時に、それを超えるフィジカルを作り上げるサポートをしてみたいと思った。
ストレングスもこれから取り入れていこうとしている中で非常に良い目標ができた。

 

ア式(男子部)以外の方との新たな出会いもあった。
今年からア式蹴球部女子(ア女)でフィジコをしている大学院生の山根君。
同じフィジコを志す山根君という先輩の存在は非常に大きかった。年齢も近いからこそ話しかけに行きやすく、相談もしやすい。同じ仕事をしているからこそできる相談事も多くある。お互い新しく得た情報を共有したり、議論したりもする。トレ室でクリーンのキューイングの仕方を教えてもらったりもした。
最初の方は軽く挨拶をするだけだったのだが、今では練習後に3時間くらい話す仲にもなった。


他にも、選抜活動で他大学の学生トレーナーの方と交流する機会があり新しい刺激をもらった。
トレーナーをやっている同期との関わりも増えた。
私はこの9か月弱で非常に多くの学びを得た。また、たくさんのことに挑戦させてもらったことで自信もついた。
感謝してもしきれない。
たくさんの感謝の気持ちを胸に、まずは今シーズン、関東リーグ1部昇格や新人戦日本一に向けて私は死ぬ気で闘っていこうと思う。

強い早稲田を取り戻すために。

◇中根大晴(なかねたいせい)◇
学年:2年
学部:スポーツ科学部
出身校:愛知県立豊田北高校

【同じく学生トレーナー 4年・浅木柊人との対談(早稲田スポーツ新聞会 企画・編集)はコチラ☟】


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