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【#Real Voice 2022】 「100%」 2年・駒沢直哉

本日ブログを担当させていただきます、スポーツ科学部2年駒沢直哉です。最後まで読んでいただけると嬉しいです。よろしくお願いします。

今年は何を書こうか悩みました。
これといって書きたいことがあるわけではありませんが、意外にネタがどんどん湧いてきたりと、書き出すまでに時間がかかりました。
僕が生まれ育った美川町や石川県、金沢のこと、HUNTER×HUNTER連載再開について、劇場版スラムダンクについてなど書きたいことは山ほど。
でも、やっぱりサッカー選手たるものサッカーについて書かなきゃ逃げだなと思ったのでサッカーについて書きたいと思います笑
地元については機会があれば書きたいです!

それでは本題に移ります。
今シーズンを自分視点のみで振り返りたいと思います。

今シーズンを振り返って、思い描いていたものとは全く違うものだった。
今シーズンの公式戦は25試合。関東22試合、アミノ2試合、天皇杯1試合。結果は4勝5分16敗。
そのうち僕が出場したのは23試合。怪我で欠場した2試合、関東リーグ3節、4節を除き全ての試合に出場した。得点はリーグ最少の17。
FWとして本当に不甲斐ない結果に終わった。

正直な話、苦しかった。

こんなに勝てなかったのは人生で初めてだった。
分からなかった。
どうしたらいいのか。
いくら負けようが、チームの状態が悪かろうが1週間後には試合がある。
チーム内で次々に起こる問題。
4年生の離脱。
本気で優勝できると思っていた分、思い通りにいかないストレスも大きかった。

特に苦しかったのが後期の3連戦。
駒澤、明治、東洋。
1-4、0-4、0-1
この3連戦は全てベンチスタートだった。
後半ビハインドで出場し、何も出来ず試合終了。
ここで目標が残留へと切り替わった。

この3試合は敗因を理解することさえできなかった。
いや理解しようとすることを放棄してしまっていた。
現実を受け入れるのが怖かった。
なんかもう分からなくなった。
なにをしたら勝てるんや。
あんな時間にあんな状態で出されてどうしろっていうんや。
ベクトルを自分にすら向けられない最悪の状態。
俺らって弱いんだな。
勝ち点以上に何か大事なものを奪われた気がした。
自信すら失った。
帰りのバスで地元の大親友に連絡した。
「自信失ったわ。小学校のときに戻って勝ちまくりてえ。」
友達にこんな弱気な発言をしたのは初めてだった。

そんな時ふと小学生の頃を思い出した。
美川FCジュニアで負け知らずだったころ。
あの時は何考えてたっけ。

あの頃はチーム=エゴだった。

チームの評価軸と自分の評価軸は同じ。
チームが勝つことしか考えてなかった。
活躍するのなんて当たり前。
自分の出来なんて考えたこともなかった。

しかし今年はどうか。

エゴが先行してしまっていたのかもしれない。

前期に1得点しか出来ず焦っていた。
とにかく点を取らんなん
このままじゃ去年よりダメや
今日は調子よかったな
このままでプロなれんのか
せめて個人として結果のこしてやろう、とか
自分のことばっかり考えていた。

違うそうじゃない
1回自分のことは忘れよう
欲張るな
1番大事なのは勝つこと
チームが勝つことだけを考えよう

そして、中2日での桐蔭横浜戦。
メンバーも大きく入れ替えた試合だった。
僕も3試合ぶりのスタメン。
スタートに同期も多く、腹くくって戦おうぜと意気込んだ。
1回、個人のことは忘れよう。
チームが勝つために動いた。
いつもより走っていた。
いつもより声が出ていた。
結果は勝利。最高だった。
この瞬間のためにサッカーをやっているんだと再確認できた。
そして個人としても2得点。
気づけば結果はついてきていた。

しかし、その勢いを続けることはできず結果、降格した。

でも、そこからは100%チームのために戦えていた。
自分の中の焦りは消えていた。
チームの調子が乗らない中、当たり前のようなことで難しいことだった。
でも結果はついてきてくれた。
後期は6得点。
この経験は必ずこれからに繋がる。

今年は関東でたった3勝しかできなかったけど
僕はその3試合全てでゴールしている。
早稲田の勝利には俺のゴールが必要だ。
来シーズンはチームを勝たせる。
100%チームのために。
100%昇格のために。
100%勝利のために。

さあいこーか


桐蔭横浜戦後
チーム2年!!!!!


◇駒沢直哉◇
学年:2年
学部:スポーツ科学部
前所属チーム:ツエーゲン金沢U-18



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