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【#Real Voice 2022】 「戸部ビール飲めるようになりました」 3年・戸部広大

戸部「ビールっていつから飲めるようになりましたか?」



先輩「ストレスを感じるようになってからかな(笑)疲れた後に飲むビールは美味しいよ」



戸部「そんなことあるんですね(笑)」



1年前くらいにこのような会話を先輩とお酒を飲んでいる時にしたことがあった。
両親が家でビールを飲んでいる姿や居酒屋に行った時に先輩が「生で!」と言っている姿がかっこいいなーと思っていた。私は両親や先輩からたまにビールを一口もらったことがあったが美味しいと感じたことはなかった。



しかし、、、2022シーズンの途中、友達と練習終わりに居酒屋に行った時、ノリと勢いでビールを注文した。乾杯をして飲んでみるとなぜか美味しかった。疲れが吹っ飛んだようだった。この時の記憶は鮮明に覚えている。
やっとビールが飲めるようになったと思い嬉しい気持ちだったが、家に帰ってから以前の先輩の言葉を思い出した。「ストレス、疲れ…」この2つの言葉が頭に浮かんできた。ビールを飲めるようになったのはストレスや疲れからなのかなと。確かにその日は練習試合と学年ミーティングがあり、ハードだった。「ストレス、疲れ」といった言葉は自分にとってあまり良いイメージはなかったため、現実を受け止めたくなかった。


たまたま飲めただけだろうと思っていたが、振り返ってみれば2022シーズンは多くのことを経験し、自分自身1番変化した年だと感じる。大怪我から復帰したものの、怪我を繰り返しなかなか試合に絡むことのできない時期が続いたこと。社会人リーグのメンバーが3年生以下で構成され、自分たちの学年がチームを引っ張っていくようになったこと。チームが思うような結果を残すことができず、チーム運営の改善を図りミーティングを重ねたこと。脳震盪になり、なかなかサッカーをすることができなかったこと。など多くのことがあった。特にシーズンの終盤では様々な場面で自分たち3年生が中心となりチーム運営を行った。確かにこのようなことを見れば、ストレスや疲れが現れてもおかしくない。今までにない経験ばかりで考えさせられることが多かった。たくさん頭を使ったし、たくさん仕事をした。





このある日の1件(ビールが美味しく感じるようになった日)をきっかけにア式での自分の考え方や行動が変わったのではないかと考えるようになった。ストレスや疲れを感じるようになったのは、それだけ自分がア式に捧げる時間が増えたからだと思う。先輩に 「ビールはストレスや疲れを感じるようになってから飲めるようになる」と聞いた時はそんな時が来てほしくないと思っていた。でも今はビールを飲めるようになったのは、自分のア式での成長だと思っている。チームの為に働く時間が増え、自分の時間は減った。これは大きな成長だと思う。しかし同期を最前線で引っ張ってくれている幹部の人たちやマネージャーは自分より前からチームの為に働き、自分の時間を削ってきている。本当に尊敬できる同期ばかりだと改めて感じた。自分は最近になりやっと、多忙で自分の時間がない日が増えてきた。まだまだ、自分はそのような同期達には到底及ばないが自分なりに考え、ア式の為にできることをこれからもやっていきたいと思う。



そしてもう1つ。ア式の為に己を削って仕事をしてくれた人たちに「ありがとう」と伝える事の大切さを感じるようになった。実際に自分自身がその大変さの1部を知ることで更に感謝の気持ちは増した。だからこそ自分はそのような人たちがア式にいる事をこのブログを通じて知ってほしいし、改めて感謝してほしいと感じる。そして自分もできる限りのことはしたいと思う。



ア式で活動をすることができるのも残り1年となった。時間は限られている。
その中でどう自分がア式に関わっていくのか。貢献していくのか。活躍していくのか。
それは自分次第。
仲間を信じ、自分を信じ、最後笑っていられるように1日1日を大切に過ごしていきたい。
何かに全力で取り組んだ時、自分はビールを美味しく飲むことができると思っている。



最後に同期みんなでビール片手に乾杯しましょう!


◇戸部広大◇
学年:3年
学部:スポーツ科学部
前所属チーム:早稲田大学本庄高等学院


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