【#Real Voice】 「初志貫徹」 3年・鈴木俊也
もうすぐ2021年が終わります。
今季も多くの方々に支えられ、背中を押され、
たくさんの活力を頂きながら、なんとかここまで駆け抜けることが出来ました。
この場を借りて皆様に御礼申し上げます。
今季、私たちは結果を出すことが出来ませんでした。
関東大学サッカー1部リーグ 9勝3分10敗 5位
目標として掲げたリーグ制覇には手が届きませんでした。
また、早慶クラシコでは10年ぶりの敗戦。
何とか出場権をつかんだインカレも2回戦敗退。
応援、手拍子を届けてくださった皆様の期待に応えることが出来ず、本当に悔しいシーズンとなりました。
同時に、今季は私にとって非常に特別なシーズンでした。
簡単に振り返ってみます。
3月、大宮アルディージャへの入団内定 突然のJリーグ初出場
幼いころから観ていた舞台に立てるという嬉しさの半面、
戸惑いと緊張で前泊のホテルでなかなか寝付けなかったことを覚えています。
新たな景色との出会いは1人のサッカー人として良い刺激になりました。
6月、全日本大学選抜候補
世代別の代表や選抜などには、
一度も選ばれたことのなかった私にとって初めての経験でした。
Jの舞台で闘う代表選手たちと同じピッチに立ち、
初めて捉えた彼らこそがこれからのライバルだと実感しました。
10月、早慶クラシコ初出場
初めて早慶戦を観たのは15歳でした。
憧れ続けたあの舞台は、
やはり最高でした。
それに尽きます。
来年は、必ず勝ちます。
CBへの挑戦
高校時代には務めていたこともありますが、大学では左SBが主でした。
SBの時には攻撃のことばかりを考えていましたが、
シーズンを通して戦っていく中で、
気が付くと、どうしたら失点しないかを考えるようになっていました。
選手としての引き出しが増えたような気がします。
関東大学サッカー1部リーグ 全試合フル出場
昨年の私からは考えられなかったと思います。
勝利も敗北も、
良いときも悪いときも、
全てをピッチ上で経験できたことは本当に大きな財産となりました。
支えてくれたメディカルスタッフにとても感謝しています。
こうして振り返ってみると、様々な経験をさせて頂き、
個人として本当に成長できたシーズンだったなと実感します。
しかし、これだけ充実した日々を送りながらも、
心の底にはやはり悔しさが居座っています。
私はリーグ戦での全32失点を間近で見ていました。
目の前で自陣のゴールネットが揺れ、
仲間が悔しがる姿を見て、
自分の力の無さを痛いほど突き付けられました。
練習で出来るだけでは意味がない。
プロセスを結果に接続することの難しさを改めて感じました。
私は結果が全てではないと思っています。
しかし、結果じゃないと証明できないものは確かにあります。
濃い日々を送る一方で、
そんなことを感じ、あっという間に過ぎ去った今季でした。
いよいよ、来年4年生になります。
ランテストに苦戦し、必死に走り続けたあの日々がもう3年前のことだと思うと、
時の流れの速さを感じると共に、
私に残された学生生活も残り僅かであることに焦りと寂しさを感じます。
ただ、それ以上にこれから始まる挑戦が楽しみでもあります。
今季たくさん悔しい思いをした分、
自分たちで作り上げる早稲田が来季の大学サッカー界で一番輝いている未来を想像すると、
胸が高鳴ります。
そんなラストシーズンを迎えるにあたって、
「自分を、同期を、最後まで信じる」
個性豊かな同期たちと共に、
試行錯誤を繰り返し、衝突しながらも、
目標に向かって着実に前進していきます。
時に、進んでいる道が正しいのか分からなくなることもあると思います。
それでも、目の前のひとつひとつに精一杯取り組んで、
自分たちで正解しよう。
「謙虚に」
ここで改めて、謙虚に。
今季のことはすべてリセットして、
まずは試合に出られるよう、チーム内での競争を勝ち抜いていくために、
努力します。
そして、どんな時でも地に足つけて闘い続けます。
「誰かのために」
誰かのためにプレーする。
すごくおこがましい気がします。
自己満足だと思われるかもしれません。
それでも、誰かのためにプレーします。
それが結局自分のためになることなんて言うまでもないし、
誰かのために闘える選手は、
間違いなく強いです。
そして、なにより一番大切なこと。
これらの決意をどんな時でも忘れることなく、
一年間貫き通します。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
◇鈴木俊也(すずきしゅんや)◇
学年:3年
学部:商学部
前所属チーム:早稲田実業学校高等部
☆大宮アルディージャ2023年度加入内定
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