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【Real Voice 2023】 「サッカー生活1年未満〜あの日の感動を胸に〜」 1年・新谷美羽

「日本勝利!!」カタールサッカーワールドカップで日本がスペインを撃破した瞬間は忘れられない。この感動が自分に大きな衝撃を与え、その後、サッカー部のマネージャーに挑戦したいという気持ちが芽生えることは誰も想像していなかったと思う。

こんにちは。今回部員ブログを担当します、1年マネージャーの新谷美羽です。なぜ私がア式蹴球部のマネージャーになりたいと思ったのか。実際に入ってみての気持ち、これからについて書きたいと思います。


私は今まで、どちらかといえば、自分が主体としてやる活動が好きで、やりたいことはなんでもやっていた。中学の頃は、中国拳法部に所属。陸上部、書道部、ダンスに演劇、勉強もそれなりにこなしていた高校生活。「サッカー部のマネージャー」になるなんて想像もつかない日々だった。そんな私が、サッカーに携わってみたい、サッカー部のマネージャーになりたいと思った1番のきっかけは2022年にカタールで開催されたサッカーワールドカップでの日本代表の活躍だ。


幼稚園の頃、少しかじったサッカーは好きなスポーツの1つとして、日本代表の試合は初戦からテレビで観戦していた。しかし日本がドイツ、スペインというに格上相手に勝利し、決して最後まであきらめない姿を見た時、自分の中で何かが動いた感覚があった。

スタジアムが作り出す一体感、勝利を掴み取る選手たちの闘志あふれるプレーに素直に惚れている自分がそこにはいた。日本代表が勝利すると、知らない人同士であるのに、抱き合って喜びを分かち合う人々をテレビで何度見たことか。

完全に私は日本代表の選手たち、そしてサッカーという競技自体の虜になっていた。「感動をありがとう」という気持ちを伝えたいという一心で、代表選手の帰国を見届けようと、気づけば成田空港まで駆けつけていた。そこで私はNHKの取材を受けることになり、その熱いインタビューがニュースで放送されたのだから驚きだ(笑)

こんなにも人々の心を動かし、元気を与えてくれるサッカーという競技を観戦するだけでなく、舞台を作る立場にもなってみたいと感じたのだ。私はこの時、サッカーに本気で携わりたいと思い、サッカー部のマネージャーに興味を持った。

高校時代陸上部で、きつい練習に耐えた先に充実感が得られること、個人競技ではあるが日々一緒に活動し、またリレーではチームのベストタイムを超えて、絆を深めた仲間の大切さ、を強く実感した。だからこそ私は、大学でも何かに一生懸命取り組んで、仲間と共に熱くなるラストスパートの学生生活4年間を過ごしたいと考え、ア式蹴球部への入部を希望した。


仮入部期間中は、私にとってすべてが新しく、冒険の毎日だった。新鮮で楽しいという気持ちもあったが、どちらかといえば苦しいという思いのほうが強かった。
1年生、そしてマネージャーとして、マストでやらなければならない仕事をこなすことに必死で、自分は何のため、だれのためになぜ部活動に参加しているのかわからなくなる時もあった。そんな時、モチベーションとなったのは仲間の存在だった。

高い目標をもって取り組む選手たちの活躍や、仲間とのコミュニケーション、選手からの「ありがとう」の言葉が心の支えとなっていた。私が仮入部を始めてから、トップチームがホームで初めて勝利を収めた時の一体感は忘れられない。そして、自分のことを気にかけてくれる先輩方や、他愛もない話で笑わせてくれる同期の存在が活動の糧となっていた。


入部を決意するとき、先輩方からもらった様々なアドバイスが心に残っている。
「どんなマネージャーになりたいかはまだ明確には決まっていなくて大丈夫。ただ、それを常に頭の片隅に入れて、ア式にとって自分はどんな存在でありたいか、どう貢献したいかを考えながら活動することは忘れないでほしい。」
この言葉をきっかけに、自分にとってア式とはなんだろうかとより考えるようになった。

そのヒントはもう1人の先輩からもらったアドバイスにある気がした。

「視野は広くもって、自分のバックグラウンドを生かしながら仕事ができるとさらに充実するのではないか。」
サッカー経験がないからこその視点、今までいろんなことに挑戦してきたからこその考え方を具現化し、ア式に少しでも貢献したいと思う。ピッチ内外問わずたくさんのことに挑戦して、振り返ったとき、素晴らしかったといえるような4年間を過ごしたい。

そして、ア式に入ってから、今まであったつらいことも、楽しいことも、すべて受け止め、私を応援し、支え続けてくれている両親には感謝しかない。チャレンジを続けて、マネージャーとしても、一人の人間としてもこれから成長していきたいと思う。


新谷美羽(しんたにみう)
学年:1年
学部:文化構想学部
出身校:帝京大学高校


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