【#Real Voice 2023】 「脱・脳筋」 3年・アイクソエ怜生オーエンス
みなさんこんにちは。
今回部員ブログを担当させていただく、3年アイクソエ怜生オーエンスです。今年も頑張っていきますので気軽に読んでいってください!
今回は最近の自分にとっての大きな気づきについて共有したいです。
それはずばり、「考えるって大切」ということ。ありきたりですが、分かったうえでのこれなんです。
タイトルを見てもらえば分かる通り、自分はあまり難しいことについて考えずに、とりあえず突っ走る生粋の脳筋です。プレーと同じく人生においても縦突破一択でした。縦が切られても縦です。
そんな自分がなぜ急に「考える」ことについて悩み始めたのかというと、大学のゼミにおけるグループ発表がきっかけです。難しいテーマを立てて、先行研究から情報を集め、そのうえで仮説を立てて、データをとって分析して、その分析結果からどういった考察が出来るのか、などなど考えることがひたすらに多いんです。1つ1つの言葉や情報に裏付けが必要にもなってくるので自分の頭はパンクし続けていました。グループ内のいわゆる「デキる人」にかなり頼る形で先日発表を終えましたが、終わって思いました。
脳筋が悪化している、、って。
みるみるうちに脳筋化が進行していたことに気づくことが出来ていませんでした。
段階を追って1つの課題をクリアする作業においてそれはかなり致命的で、自分の不甲斐なさに落ち込みました。
これまで自分自身のことは考えすぎてしまう人間、だと感じていました。しかし、それは課題を整理せずに頭の中をごちゃごちゃにしてただ時間が過ぎていくといった「考えている風」だったんだとこの経験を経て気づいたんです。
「考えている風」でも良いとは思いますが、考えることを通してより人間として成長するためには本当の意味での考え方を身につける必要があると思いました。
自分が思う本当の「考える」は、
1つの達成したいことに向けて頭の中を整理し、段階を踏んで着実に目標を達成するためのプロセス
なのです。
そしてその「考える」能力は、ゼミ研究においてはもちろんですが、人生を形作るうえでとても大切になってきます。
現在、私自身進路について模索している状態で色々な考えが頭を巡っています。自分はどうなりたくて、どんな選択肢があるのか、ゼミ研究でパンクしてしまう私の脳にとって進路選択というのはかなりハードルの高いテーマです。
私は昔から自分の意見を持っていても、他の人の意見のどれもが尊重されるべきだという考えのもと過ごしてきているため、人にアドバイスをもらうと色んなアイデアすべてに共感してしまうところがあります。進路もそうです。人それぞれ価値観があって、優先順位があって、だからこそ意見が違くて、でもそのどれもが素晴らしい。
色々な人の話を聞いていく中で今になって、人生に正解なんてないんだと改めて実感しています。
誰の意見を聞いても頷いてしまうのは自分の軸がないと卑下されがちです。私も自分自身をそう思っていました。
しかし、「考える」上で自分の頭の中だけでそれを繰り返していても、毎回同じ思考回路のままではその思考に柔軟性は生まれてきません。
全ての意見をフラットな視点で受け入れて、悩む。「悩んでいる時間が無駄」という言葉がありますが、それは違うと私は感じます。
「悩んでいる時間が最高」なんです。
悩めば悩むほど私たちが「考える」時の助けになってくれます。
そして悩んで、考えてを繰り返す中で自分はこういう生き方がしたい、こういうことが好きだ、といったその人物を形作るような太くて頑丈な「自分軸」が少しずつ出来ていくんだと思います。
だからこそ私は、脳筋を卒業します。
自分が理想とする人間になるために何が必要なのか1つ1つを整理して、焦らず段階をしっかり踏んで考える。その途中で悩むことは多くありますが、悩んでいる時に不安になるのではなく、その時間に「今成長しちゃってるよ俺、、伸び代半端ないって、、」って調子に乗るくらいでちょうど良い気がします。
また時間をかけて考えた末に決めた決断というのは、自分にとってかけがえのないものになると思います。自分で言えば大学卒業後の進路など、将来振り返ったら確実にターニングポイントとなるであろう重要な決断を迫られることが生きていればあると思います。正解がない人生で「選んだ道を正解にしていく」という言葉がありますが、「考える」ことを妥協せずに導き出したその決断はその後に正解にするまでもなく、選び取った時点ではな丸をつけて良いと私は思います。
こういう進路における葛藤は大人になった時、「若者らしい悩み」だったと思うと思います。人生の先輩方からしたら可愛い悩みとも言えるかもしれません。
しかしそれを分かった上で、今は若者としてのプライドをかけて「若者らしい悩み」に全身全霊で向き合ってみたいと思います。
考えて、考えた先に見えるものを追い求めて残り少ない大学生活を突き進んで行こうと思います。
最後に、
いつもお世話になっている方々、皆様のおかげで充実した日々を送れています。今後も応援よろしくお願い致します!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?