シンポジウム:キャリア教育とSDGs
○主催:早稲田キャリア教育研究会
○後援:日本キャリア教育学会
○日時 2022年2月23日(水・祝)13:00~15:30
○方法 オンライン(zoom)開催
○定員 100名
○概要
・学習指導要領の改訂により小・中学校の「総合的な学習の時間」では「探究的な見方・考え方を働かせ,横断的・総合的な学習を行うことを通して,よりよく課題を解決し,自己の生き方を考えていくための資質・能力」が求められました。2022年度から「総合的な探究の時間」が全国の高等学校で始まり、小中高と通してキャリア教育における探究学習の位置づけはさらに高まると思われます。
・基調講演として、SDGs推進企業を生徒が取材する「高校生記者プロジェクト」を立教大学の学生とのコラボで実践なさり、第69回読売教育賞最優秀賞受賞を受賞なさった高橋伸明先生(早稲田大学大学院博士後期課程在籍 / 新渡戸文化中学校・高等学校)をお招きし、探究学習のモデル的実践についてお話を伺います。
・コメンテーターに、長きにわたってESDに携わってこられた成田喜一郎先生(自由学園最高学部)をお招きし、優れた探究学習とは何か、ESDの視点に基づいた実践の読み解きについてお話を伺います。
・シンポジウムでは、まず、指定討論者の高野慎太郎先生(自由学園女子部中等科・高等科)にキャリア教育に基づいた環境教育の実践について話題提供いただき、続いて、早稲田大学大学院教授の三村隆男先生をモデレーターとしディスカッションを通して、キャリア教育とSDGsの実践について考察を深めます。
○講師
基調講演者
高橋伸明先生(早稲田大学大学院博士後期課程在籍 / 新渡戸文化中学校・高等学校)
コメンテーター
成田喜一郎先生(自由学園最高学部)
モデレーター
三村隆男先生(早稲田大学大学院教育研究科)
指定討論者
高野慎太郎先生(自由学園女子部中等科・高等科)
○全体構成
第一部 優れた探究学習におけるキャリア教育
・基調講演: 高橋先生
・ESDとは何か+実践の読み解き: 成田先生
第ニ部 シンポジウム「キャリア教育とSDGsの射程」
・指定討論: 高野先生
・シンポジウム
(高橋先生・成田先生・高野先生 モデレーター:三村先生)
○講師プロフィール
高橋伸明 早稲田大学大学院教育学研究科博士後期課程に在籍。新渡戸文化中学校・高等学校でも専任教諭を務める。2015年、大学院修了後、東京都立田柄高等学校勤務。2018年、実践が「日本教育新聞」に掲載。2019年「東京教師道場」修了。同年「東京新聞教育賞」受賞。同年、対談が『キャリアガイダンス』に掲載。2020年、東京都立新宿高等学校へ異動。同年「読売教育賞(最優秀賞)」受賞。一念発起し、大学院受験を志す。現在は、学生と教員の他にもNPO法人Learning for Allのサポーターとしても支援を続けるなど、生徒の成長とこれからの教育のために尽力している。
成田喜一郎 1952年、東京都生まれ。早稲田大学教育学部卒業、同大学院修了。現在、学校法人自由学園副学園長、最高学部特任教授(越境する教育学、エスノグラフィーの研究)。早稲田大学大学院及び中央大学大学院の非常勤講師、日本ホリスティック教育/ケア学会会長、日本国際理解教育学会理事、日本シティズンシップ教育学会監事。過去に、東京学芸大学附属(大泉/世田谷)中学校社会科教諭・副校長を経て、同大学大学院教授。同大学大学院教授。「寺澤満春」の名で創作叙事詩人・シンガーソングライター。現在、 Podcast RADIOのパーソナリティもしている。
三村隆男 1953年、石川県生まれ。現在、早稲田大学教育・総合科学学術院大学院教育学研究科教授。高校教員時代から進路指導・キャリア教育の実践に取り組み、2000年に上越教育大学の講師、その後准教授となる。その間、上越市のキャリア教育を推進し、公立中学校のスクールカウンセラーとして活躍。2008年に早稲田大学教授として教職大学院における教員養成に取り組んでいる。早稲田大学大学院教職研究科長、日本キャリア教育学会会長、労働政策審議会能力開発分科会委員などを歴任。
高野慎太郎 1991年、埼玉県生まれ。早稲田大学教育学部、同大学院修了。自由学園女子部中等科・高等科教諭、『子ども白書』(日本子どもを守る会)編集委員。SDGsやキャリア教育に関連する実践・論考に「社会とは、受け入れるものではなくつくり出すもの」(『社会教育』2020年5月号,旬報社)、「市民的リテラシー教育を実装した環境教育を構想しよう」(『第2回SDGsエコフォーラムin埼玉報告書』2021年)、「全員参加で問いを引き受ける」(映画『タネは誰のもの』パンフレット,2021年,全長版:https://is.gd/cEOaMe)、「グリーンガイダンス:環境の時代における社会正義のキャリア教育論」(『キャリア教育研究』2022年第40巻第2号(印刷中):下村英雄氏との共著)など。
○申し込み
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